緊急事態宣言にともない「テレワーク」「リモートワーク」が話題になってますよね。
両方とも「会社以外の場所で働く」ことを意味し、今注目を集めているライフスタイルです。
インターネットが普及した昨今では珍しいことではなく、むしろパソコン一つあれば場所を選ばない仕事・職種が続々と増えてきています。
・ライター
・アフィリエイト
・FX
また、定時ではなく好きな時間帯に働ける仕事が多く、本業や育児・介護の合間に稼ぎたい方にもオススメです。
確かに、資格やスキルを持っていると受注できる仕事の幅が広がります。
しかし、中には「データ入力」や「文字起こし」等の特別なスキルが求められない仕事や、「ライター」や「アフィリエイト」など実践しながらスキルアップできる仕事もあります。
そこで今回は、資格やスキルを持っていなくてもチャレンジできる仕事をまとめてみました。
少しでも早い現状回復を祈りますが、今後同じような「外出のリスク」に晒されないとは限りません。
パソコン一つで出来るような仕事は、「いつでも」「どこでも」支障なく生活を営める働き口として、今後ますます関心が高まっていくかと思われます。
本腰を入れて…とは行かずとも、まずは副業(ダブルワーク)から試してみてはいかがでしょうか?
自宅で出来る仕事の「現実」 ―メリット&デメリット
在宅ワークやテレワークと聞くと、悠々自適なライフスタイルを思い浮かべる方が多いと思います。
一方、「そう簡単にうまく行くはずがない」「在宅で飯が食えるなんて夢のまた夢…」といった冷静な見方もありますよね。
具体的なお仕事の紹介に入る前に、ここで在宅ワークのメリットとデメリットに触れておきましょう。
在宅ワークの特徴・性質があなたに合っているか参考にしてみてください。
メリット
パソコンの在宅ワークは気軽に始めることができ、また辞めるのも簡単です。
基本的に時間と場所の拘束が無いため、「毎日決まった時間に出勤するのが辛い…」という方にも理想的な環境と言えるでしょう。
また発注元や顧客とのコミュニケーションのほとんどがメールやチャット。
人間関係に疲れてしまう心配もありません。
パソコン一つで完結する仕事の多くは初期費用・継続費用ともにほとんどかかりません。
また、職種によっては高額の収益が得られるチャンスも。
デメリット
時間と場所に縛りがない環境にストレスを感じる人もいます。
外部の強制力がない生活は、一度乱れてしまうと元に戻すのは困難です。
また、人とのやり取りも極端に少なくなるため、コミュニケーションが好きな人には耐えられないかもしれません。
パソコンの在宅ワークは気軽に始められる反面、成果が出るまでに時間がかかります。
生活費の足しになるほどの収入が貰えるようになったのは始めてから数年後…なんてことは当たり前の世界です。
一攫千金のチャンスもありますが、それまでには地道な努力の積み重ねが欠かせません。
ある程度まとまった収入が貰えるようになったら「確定申告」をする必要があります。
確定申告とは、年間の稼ぎと経費を役所に報告・納税すること。
会社員の場合は会社が代わりに納税してくれますが、フリーランスは自分で申告しなければなりません。
上記で述べたメリット・デメリットは、職種によって振れ幅が異なります。
一般的な在宅ワークの特徴を押えたところで、今度は具体的にどのようなお仕事があるのか見ていきたいと思います。
まず、パソコン一つで自宅でできる仕事と言っても業務のスタイルは様々。
そのため、今回は以下の3つのタイプに分類してみました。
・企業・事業者から受注する仕事(クラウドソーシング)
・広告収入で稼ぐ仕事(アフィリエイト・Youtuberなど)
・その他の仕事(情報販売・FXなど)
上から順番に各お仕事の特徴やポイントを紹介していきますね。
企業・事業者から受注する仕事
「仕事を受注」と言っても、なにも企業や事業者と直に交渉する必要はありません。
昨今では、発注者とフリーランスを仲介する「クラウドソーシング」を利用するのが主流です。
例えば「クラウドワークス」「ランサーズ」等が有名ですね。
これらのサービスを利用することで「人材を探したり」「仕事を受けたり」することが簡単になりました。
また、クラウドソーシングで仕事を受注する基本的な手順は以下の通りです。
1.アカウント・プロフィール登録
2.やりたい仕事や出来そうな案件を探す
3.応募・契約
4.期限内に成果物を納品
5.報酬をGET
※サービスによって手順が異なる場合があります。
では、資格無しでも取り組めるクラウドソーシングのお仕事って、一体どのようなものがあるのでしょうか。
1.データ入力
最も気軽に取り組めるのが「データ入力」です。
データ入力にも様々な種類がありますが、主に以下のような案件があります。
・発注者が必要とする情報をインターネットで検索しエクセル等にリストアップ
⇒一行あたり1~5円
・手書き原稿(PDF)の内容をワード等に書き写す
⇒1ページあたり10円~20円
・会議やインタビューの音声を聞いてテキストデータ化(文字起こし)
⇒60分の音声データで2500円~5000円
基本的にパソコンを持っていて文字入力ができればOK。
ただし一件当たりの単価が少ないため、まとまった収入を得るにはスピードが重要です。
タイピングに自信がある方は、ぜひ挑戦してみると良いでしょう。
また、データ入力は人気があるため、必ずしも応募した仕事を受注できるとは限りません。
そのため、生活を支えられるほどの額を稼ぐのは難しいのが実情です。
とは言え「パソコンの仕事は初めて…」という方には、在宅ワークの雰囲気を体験してみる意味でも、応募する価値はあると思います。
2.ライター
「ライター」は発注者が依頼するテーマをもとに記事を執筆するお仕事(WEBライティング)です。
データ入力と同様に、パソコンで文字入力できる環境があれば誰でもチャレンジできます。
ただし、記事の中身は自分で考えなければならないため、普段から文章を書くことに慣れていない人には難しいかもしれません。
またテーマによっては、ライター自身の経験や知識が必要になる場合もあります。
例えばクラウドソーシングでは、以下のようなテーマが多い印象です。
・恋愛
・占い
・転職
・FX
案件を探す時は、自分の「強み」や「得意」を活かせるテーマを選ぶと良いでしょう。
また、案件によって文字単価が異なるので注意が必要です。
例えば、1文字あたり0.1円で5000文字の依頼なら報酬額は500円ですが、1文字あたり0.5円なら報酬額は2500円になります。
このように、同じ作業量でも案件によって報酬額に大きく差がついてしまう場合があります。
ライターのお仕事に応募する際には、事前に「テーマ」「文字単価」を確認するようにしましょう。
3.ネーミング
クラウドソーシングならではの案件に「ネーミング」があります。
ネーミングとは、文字どおり「名前を付ける」こと。
リリース予定の商品やアプリのタイトル、設立前の会社名等を考えるちょっと変わったお仕事です。
一般的な受注形式とは異なり、「コンペ」によって名前を募集し、ベストアンサーに報酬が支払われます。
報酬額は数万円にのぼることもあり、人気の高いジャンルの一つ。
そのため採用率は極めて低く、安定した収入を得るには不向きです。
しかし誰にでもチャンスがあるため、クラウドソーシングの入門としてコンペに参加してみるのも良いと思います。
広告収入で稼ぐ仕事
依頼を受注するのではなく、自分でコンテンツを作り発信したい方には「広告収入」で稼ぐ仕事がオススメです。
広告収入で稼ぐ仕事は、「広告を載せるコンテンツ」によって分類できます。
・WEBサイト・ブログ ⇒ アフィリエイター(ブロガー)
・Youtube ⇒ ユーチューバー
・Instagram⇒ インスタグラマー
いずれもクラウドソーシングとは異なり、すぐに収入に結びつけるのは難しいものの、成功すれば莫大な報酬が得られる可能性を秘めています。
4.アフィリエイター
WEBサイトやブログに「成果報酬型の広告」を掲載して収入を得ることを「アフィリエイト」と呼びます。
そして、アフィリエイター(ブロガー)とは、アフィリエイトを生業としている人たちのことです。
アフィリエイトは、コンテンツの読者が広告をクリックし、商品やサービスを購入すると報酬が発生します。
※成果とみなす条件には購入だけではなく「新規登録」「資料請求」等があります。
報酬単価が高額なのが特徴で、1回の成果につき数万円GETできる案件もあります。
広告を載せる時は、広告主と直談判する必要は無く「ASP」と呼ばれる仲介サイトを利用します。
ASPと提携している広告からコンテンツに関連するものを選び、自身のWEBサイトに掲載するのが一般的な手順です。
ここで、アフィリエイトで報酬を得るまでの基本的な流れを整理しておきましょう。
①サイト作成
②ASPにサイトを登録し、広告を設置
③読者がサイトを訪問
④読者が広告をクリックし商品を購入
⑤報酬GET
アフィリエイトで成功するには、魅力的なコンテンツを作り、より多くの読者を集めることが重要です。
そのため、「サイト作成の基本」や「検索エンジンから集客する方法」などの知識も蓄えておくと良いでしょう。
また、クラウドソーシングの「ライター」は発注者にテーマを指定されますが、アフィリエイトの場合は自分でテーマを決めなければなりません。
ヒットを生み出すテーマを決めるには、世の中の風潮や流行を知っておくことも大切です。
より多くの検索ユーザーのニーズや悩みに答えるコンテンツを作ることで、自然と読者やファンは増えていきます。
以下のページを参考にし、世情に合わせたテーマで記事を作成したりサイトを構成してみると良いでしょう。
5.ユーチューバー
ユーチューバーは、動画投稿サイト「Youtube」で活動する人たちを指します。
「HIKAKIN」さんや「はじめしゃちょー」さん等が有名ですよね。
(彼らの推定年収は億を超えるそうです…。)
小中学生のなりたい職業ランキングの上位に名を連ねたことが話題になったように、若い世代に絶大な影響力を持っています。
そんなYoutuberの大きな収入源の一つは「広告」です。
Youtubeの動画ページを開くと、実は、ありとあらゆる所に広告が散りばめられていることがわかります。
これらの広告がクリックまたは表示されることで報酬が発生する仕組みになっています。
また、広告収入以外にも「スーパーチャット」と呼ばれる投げ銭システムや、概要欄にアフィリエイトリンクを貼るといった様々な稼ぎ方ができるのもYoutubeの魅力です。
ちなみに、Youtubeを収益化するには審査を通らなければなりません。
主に以下のような条件を満たす必要があります。
・チャンネル登録者数1000人以上
・公開した動画の総再生時間4000時間以上
【参考】YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格
Youtubeでより多くの視聴者を獲得するには「人気のジャンル」を把握しておくことが大切です。
例えば、以下のようなコンテンツが好まれる傾向があります。
・企画やネタ
・ゲーム実況
・動物(ペット)
「人を喜ばしたい」「ゲームが好き」「ペットを飼っている」そんな方はぜひチャレンジしてみてください。
6.インスタグラマー
昨今、企業が有益なマーケティング戦略として目を付けているのが「SNS」です。
とくに近年、会員数の急伸がめざましい「Instagram」は各社WEB担当者の注目の的になっています。
Instagramとは、写真を投稿し他のユーザーと共有できるサービスのこと。
一時期Instagramでウケそうな風景や写真にたいして「インスタ映え」なんて表現することが流行しました。
実は若い世代だけでなく30代を中心に会員数を伸ばしており、幅広い年齢層に受け入れられつつあります。
そんなInstagramのユーザーの中でも、より多くのフォロワーを獲得している人たちを「インスタグラマー」と呼びます。
とくにカリスマ性の高いトップインスタグラマーは、フォロワーや閲覧者に対して根強い人気と影響力を持っています。
そのため、企業から商品PR等の仕事を持ち掛けられるようになります。
一般的にフォロワー1件につき1円前後と言われており、フォロワー数が多ければ多いほど稼ぐことができます。
※ただし、この手の案件には詐欺も多いため注意が必要です。
Instagramでもフォロワーを獲得しやすいジャンルがあります。
・美容やコスメ
・ファッション
・料理やグルメ
一般的に大人の女性に向けたコンテンツが狙い目ですね。
その他の仕事
最後に、クラウドソーシングや広告収入とは異なるパソコンの仕事をまとめてみました。
7.情報販売
前職等で培ってきたノウハウや経験、専門スキルを持っている人は「情報販売」もオススメです。
スキルを使って仕事をする…というよりはスキルに関する情報を記事や動画にして売り出します。
例えば「大手広告代理店に10年勤めた男が見た業界の裏側」「高くても買う―ブランディングの必勝テク」といった、その人しか知りえない知識や経験を提供するのが一般的です。
インターネットで情報販売するには、主に以下のような手段があります。
・note(有料記事)
・有料メルマガ
・電子書籍
・オンラインサロン
特に「note」はSNS感覚で記事を投稿でき、収益化も簡単です。
投稿した記事はnoteのカテゴリーに掲載されるため、ファンや固定読者を獲得しやすいのも魅力の一つ。
「有料メルマガや電子書籍はちょっとハードルが高い…」と感じた方は、まずはnoteから始めてみると良いかもしれません。
⇒note
8.FX
FXとは、ざっくり言うと異なる国の通貨を交換し、その差額を得ることです。
例えば1ドル=100円の時に10ドル買うと1000円ですが、1ドル=120円の時に10ドル売れば1200円が手に入り、200円分得したことになります。
逆に1ドル=90円の時に売ってしまうと、戻ってくるのは900円。つまり100円の損失です。
資金が大きければ大きいほど、成功すれば一攫千金のチャンスですが、失敗すると大きな損失を被る恐れがあります。
「仕事のしやすさ」の観点から言えば、パソコンがなくてもスマホ一つで「いつでも」「どこでも」取り引きできるため、肉体的な疲労はほとんど感じないでしょう。
ただし、常に海外情勢や値動きに神経を尖らせておく必要があり、また損失が出た時の精神的な負担は計り知れません。
今までご紹介してきた仕事とは異なりハイリターンであると同時に「ハイリスク」が伴うことを知っておいてください。
さて、FXで取引するまでの基本的な流れは以下の通りです。
①FX会社に口座を開設
②資金を入金
③入金した額を元手に外国の通貨と交換
他の投資に比べ手続きも簡単。小さな資金からスタートできます。
そのため、初心者でも取り組みやすいのがFXの利点です。
とは言え、賭け事に近い性質を持っているため、生活基盤とする仕事にはオススメしません。
また、きちんと知識をたくわえてから始められた方が良いと思います。
「パソコン一つでできる仕事」おさらい
・パソコン一台あれば「いつでも」「どこでも」できる仕事が増えてきている
・しかし、在宅ワークで生活を成り立たせるには長期的な積み重ねが必要
・パソコンで出来る仕事は、主に「クラウドソーシング」と「広告収入」で稼ぐ方法がある
・資格やスキルが無くても取り組める職種もある
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