今回はafbにて「副業」に関して、全国の10代~60代までの男女500人を対象にアンケートを実施し、その結果をまとめました。
男女500人を対象に副業についてのアンケート
【調査概要】
対象者:事前調査で「副業をしたことがある」と回答した18歳~69歳の男女
サンプル数:489人(※回答なし11人)
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年06月26日~ 2023年07月09日
調査メディア:afb を運営する株式会社フォーイット
質問と回答
質問
副業において、AIを活用していますか?
質問に対しての回答選択肢は以下(※単一回答)
1.活用している(ChatGPT)
2.活用している(Midjourny)
3.活用していない(興味はある)
4.活用している(その他の文章生成系・自然言語処理系AI)
5.活用していない(今後も利用しない※理由を記入してください)
全体
事前調査で「副業をしたことがある」と回答した10代~60代の男女を対象に、「副業において、AIを活用していますか?」というアンケートを実施したところ、「活用している」と回答した方は全体の26.4%でした。その内訳は、「ChatGPT」が18.0%、「Midjourney」が8.4%となりました。また、最も多かった回答は「活用していない(興味はある)」の56.7%で、「活用していない(今後も利用しない)」の17.0%と比較して大きな差が生まれました。全体的に見ると、副業にAIを活用することにポジティブな回答が約8割にのぼるという結果になりました。
男女別
男女別で見ると、「活用している(ChatGPT)」と「活用していない(興味はある)」では男性の回答率が高く、「活用している(Midjourney)」と「活用していない(今後も利用しない)」では女性の回答率が高くなるという結果になりました。特に「活用していない(今後も利用しない)」に注目すると、女性が22.4%だったのに対して男性は11.5%と約10%の差がついており、女性よりも男性のほうがAIの活用にやや積極的な傾向があることが伺えます。
年代別
年代別で見ると、「活用している」と回答した方は10代から30代にかけて増加していき、40代・50代では減少しながら60代で再び増加に転じるという結果でした。この推移は、過去に実施した「あなたは副業をしたことがありますか?」というアンケートで、副業をしているもしくはしたことがあると回答した方の推移と一致しており、副業経験者数が多い年代ほどAIを活用している方も多いことが伺えます。また、「活用している」が少なかった50代と60代でも興味を持っていると答えた方が圧倒的に多く、年代を問わずAIの活用に前向きな方が多数派であることも明らかになりました。
▼あわせて読みたい
世帯年収別
世帯年収別で見ると、世帯年収の増加に比例して「活用している」の回答率も上がっていることが分かりました。「ChatGPT」や「Midjourney」などのAIを活用して収入を得るという方法は、言い換えれば今までには存在しなかったチャレンジングな副業の取り組み方とも言えます。世帯年収によって、従来通りの方法で手堅く収入を得たいと考えている方と、副業にAIという技術を活用する新しい方法に取り組んでいる方の数に差が生まれているのかもしれません。
メインで取り組んでいる(いた)副業×生成AIの活用状況
「メインで取り組んでいる(いた)副業は何ですか?」という質問と掛け合わせると、上図のような結果となりました。「アフィリエイト」の経験がある方では56.4%が「ChatGPT」を活用していると回答しています。アフィリエイトはブログの形式であることが主流ですが、ChatGPTはプロンプトを工夫すればSEO対策をした文章も生成してくれるため、検索順位を上げて集客拡大を目指すアフィリエイトブログとの相性は良いと言えるかもしれません。一方で、情報発信や個人的な趣味の内容など掲載しているアフィリエイト以外の「ブログ」の場合は「活用していない(興味はある)」が75.0%を占めていたり、画像投稿が盛んな「SNS運用」ではイラスト生成AIの「Midjourney」を活用している方が32.1%だったりと、副業の特性によってAIの活用率にも差が生まれることが明らかになりました。
アンケート結果からわかること
今回は生成AIの副業利用について「副業において、AIを活用していますか?」というアンケート調査を行った結果、全体的に見ると、副業にAIを活用することにポジティブな回答が約8割にのぼるという結果になりました。
具体的には「活用している」と回答した方は全体の26.4%となり、その内訳は、「ChatGPT」が18.0%、「Midjourney」が8.4%という結果となり、最も多かった回答は「活用していない(興味はある)」の56.7%で、「活用していない(今後も利用しない)」の17.0%と比較して大きな差が生まれました。
政府は、AIに関する日本の戦略の策定や教育の推進、個人情報や知的財産権の保護などを議論する「AI戦略会議」を今年5月に発足するなど、AIの利用・開発に対して積極的な姿勢を見せています。8月4日に開催された第4回の会議では、G7が年内にまとめる予定の生成AIの規制に関する国際的なルールの日本案の指針を固めるなど、AIの規制・ルールに関しても今後明確化され、より活用しやすくなると考えられます。ぜひ、この機会にAIに関する知識を学んでみてはいかがでしょうか。
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