今回はafbにて「動画の視聴方法」に関して、全国の20代~60代までの男女500人を対象にアンケートを実施し、その結果をまとめました。
男女500人を対象に動画の視聴方法についてのアンケート
【調査概要】
対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年3月28日
調査メディア:afb を運営する株式会社フォーイット
質問と回答
質問
動画コンテンツ*を何で視聴しますか?
*:テレビ番組やドラマ、動画配信など
質問に対しての回答選択肢は以下
(※複数回答可、ただし「動画コンテンツは見ない」を選択した場合は単一回答)
1.テレビ
2.パソコン
3.スマートフォン
4.タブレット
5.プロジェクター
6.その他
7.動画コンテンツは見ない
全体
全国の20代~60代の男女を対象に、「動画コンテンツを何で視聴しますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「テレビ」で51.6%でした。次いで、「パソコン」が41.8%、「スマートフォン」が39.4%という結果になりました。また、「その他」の回答としては、「ゲームコンソール」などの回答が得られました。一方、「動画コンテンツは見ない」と回答した方は18.6%でした。
男女別
男女別で見ると、男女ともに最も回答が多かった「テレビ」ではほとんど差がありませんでしたが、「パソコン」では男性の回答率が約13%高く、「スマートフォン」では女性の回答率が約5%高くなりました。テレビ以外では、男性はパソコンを、女性はスマートフォンを利用して動画コンテンツを視聴する傾向にあるようです。総務省が発表した「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」*¹によると、パソコンの利用率は男性が69.6%、女性が53.1%となっており、普段の利用率が今回の結果にも影響していることが考えられました。
*¹:総務省情報通信政策研究所「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
年代別
年代別で見ると、「テレビ」と回答した方は60代が63.0%だったのに対して20代は35.0%と2倍近くの差がついており、若年層のテレビ離れが顕著に表れています。20代の単身世帯では、そもそもテレビを保有していないという方も多いのかもしれません。一方、「スマートフォン」と回答した方は20代から40代が多くなり、日々の利用率が90%以上*²のスマートフォンで動画コンテンツを視聴するという文化が浸透しつつあることが伺えます。
その一方で、「動画コンテンツは見ない」では20代が27.0%と全年代で最も多いという結果になりました。最近では、動画サイトやSNSで数十秒から数分程度のショート動画が若い世代を中心に流行していますが、テレビやドラマなどの番組は数十分から1時間程度のものが多く、タイムパーフォマンス(タイパ)を重視するZ世代にとっては“当たり”のコンテンツを探すには長すぎるという事情があるのかもしれません。
*²:総務省「第1部 特集 デジタルで支える暮らしと経済」
子供の有無
子供の有無で見ると、「テレビ」のみ子供がいる方の回答が多く、それ以外の項目では子供がいない方の回答が上回るという結果になりました。
小さな子どもがいる家庭では、親の目の届く範囲で視聴できる点や、不適切なコンテンツに触れるリスクが低い点から、仕事や家事で手が離せない時の対応法の1つとしてテレビを利用している方が多いのかもしれません。また、パソコンやスマートフォンよりも大きい画面で視聴できるため、家族で一緒に視聴する際にもテレビを利用している方が多くなったことが考えられます。
アンケート結果からわかること
今回、全国の20代~60代を対象に、「動画コンテンツを何で視聴しますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「テレビ」で51.6%、次いで、「パソコン」が41.8%、「スマートフォン」が39.4%という結果になりました。
現在ではインターネット上でテレビ番組を視聴できるサイトや、過去の作品をいつでも視聴できるサブスクリプションなど、さまざまなサービスが登場したことで、テレビだけでなくパソコンやスマートフォンでも番組を視聴できるようになりました。SNSや動画投稿サイトの発展により、誰でも動画コンテンツのクリエイターになれる時代になったことで、テレビ番組など従来の動画コンテンツを制作してきたメディアも視聴者を確保するためにさまざまな施策を練っていることが伺えます。
記事・グラフ・データの引用の際は、必ず下記のリンクを出典元としてご記載お願いします。
※URLはリンクにしていただき、その際、nofollow属性はつけないようお願いいたします。
若年層のテレビ離れは事実?動画コンテンツの視聴方法についての調査を実施!
https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/14531/
今後もインターネット広告市場の成長と健全な市場形成の両立に貢献できるよう、インターネット広告市場に関わる「afb」として尽力してまいります。