今回はafbにて「リスキリング」に関して、全国の10代~60代までの男女500人を対象にアンケートを実施し、その結果をまとめました。
500人を対象にリスキリング・自己研鑽についてのアンケート
【調査概要】
対象者:18歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年9月24日
調査メディア:afb を運営する株式会社フォーイット
質問と回答
質問
どのようにリスキリング・自己研鑽に励んでいますか?
質問に対しての回答選択肢は以下
(※複数回答可、ただし「リスキリング・自己研鑽には取り組んでいない」を選択した場合は単一回答)
1.書籍・専門誌の購読
2.社内研修・トレーニングプログラムへの参加
3.オンライン学習プラットフォームの利用
4.外部セミナーやワークショップへの参加
5.オフライン講座やレッスンの受講
6.大学や専門学校での受講
7.その他
8.リスキリング・自己研鑽には取り組んでいない
全体
全国の10代〜60代の男女を対象に、「どのようにリスキリング・自己研鑽に励んでいますか? 」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「書籍・専門誌の購読」で11.6%でした。次いで、「オンライン学習プラットフォームの利用」が8.0%、「社内研修・トレーニングプログラムへの参加」が6.4%で続くという結果になりました。また、「その他」として「SNS・アプリの利用」や「インターネット検索」などの回答が得られました。全体では、23.0%の方が何らかの方法でリスキリングや自己研鑽に取り組んでいることが明らかになりました。
年代別
年代別で見ると、若い世代ほどリスキリング・自己研鑽に取り組んでおり、10代・20代では30%以上の方がリスキリングや自己研鑽をしていることが分かりました。資格取得や就職に向けてスキルアップを目指す方が多い年代ということの他にも、近年、N高*¹やMOOC(ムーク)*²など、若いうちから自分の興味や適性を探求し、それに合わせた学習を行える環境が整備されてきていることも影響しているのかもしれません。20代でも書籍やオンライン学習プラットフォーム、外部セミナーなど多種多様な手段を利用しており、社会や教育環境の変化も若者の学習意欲に影響を与えている可能性が伺えました。
*¹:インターネットと通信制高校の制度を活用した私立の通信制高校。2016年に設立され、オンライン学習と全国でのスクーリングを組み合わせた新しい教育スタイルを提供している。
*²:Massive Open Online Courseの略で、誰でも原則無料で受講できる大規模なオンライン講座のこと。海外や遠方の教育機関の講義が視聴できるプラットフォームで、幅広い学習機会を提供している。
世帯年収別
世帯年収別で見ると、年収が高くなるほどリスキリング・自己研鑽を行っている方の割合が高くなっていることが分かりました。これまでのキャリアを通じて自己研鑽の効果や重要性を認識しており、さらなるキャリアアップのために学び続ける動機づけが強いと考えられます。また、世帯年収別1,001万円〜の層では「社内研修・トレーニングプログラムへの参加」と回答した方が20.3%と特に多くなっていますが、社内研修やトレーニングプログラムが充実している企業は社員の成長を促し、給与が高くなる傾向にあるのかもしれません。
アンケート結果からわかること
今回、全国の10代~60代の男女を対象に、「どのようにリスキリング・自己研鑽に励んでいますか?」というアンケートを実施したところ、全体の23.0%の方が何らかの方法でリスキリングや自己研鑽に取り組んでいることが分かりました。
自分の今後のキャリアや生活のことを考え、リスキリングをお考えの方も多くいるかもしれません。政府もリスキリングを奨励しており、事業者だけでなく個人でもさまざまな支援を受けることができます。例えば、厚生労働省の「教育訓練給付制度」では、対象となる講座や資格の受講費用の一部を給付金として受け取ることが可能です。その他にも自治体ごとの支援制度などもありますので、リスキリングに興味がある方はぜひ調べてみてください。
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教育環境の変化が若者の学習意欲に影響か?リスキリング・自己研鑽に関する調査実施!
https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/14770/
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