昨今、働き方の多様化や収入への不安から、副業への関心が高まっています。企業が副業を解禁するケースも増え、個人のスキルアップやキャリア形成の手段としても注目されています。しかし、実際に副業を始めるとなると、何を重視すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。そこで今回、「副業をしてみたい」「すでにしている」20歳~69歳の男女を対象に、副業をする上で最も重要なポイントについて調査を実施し、その結果についてまとめました。
673人を対象に副業についてのアンケート
調査概要
対象者:事前調査で、「副業をしてみたい」、「すでにしている」と回答した20歳~69歳の男女
サンプル数:673人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年12月12日
質問と回答
質問:もし副業をする場合、最も重要なポイントは何ですか?
質問に対しての回答選択肢は以下
1.安定した収入を得られるかどうか
2.収入を増やせる見込みがあるかどうか
3.少ない時間でできるかどうか
4.スキルが身に付くかどうか
5.初期投資の少なさ
6.サポートがあるかどうか
7.楽しめるかどうか
8.リスクの少なさ
9.その他
副業、タイパ重視が最多
事前調査で、「副業をしてみたい」、「すでにしている」と回答した20歳~69歳の男女を対象に、「もし副業をする場合、最も重要なポイントは何ですか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「少ない時間でできるかどうか」で28.5%でした。次いで、「収入を増やせる見込みがあるかどうか」が24.5%、「安定した収入を得られるかどうか」が22.1%で続くという結果になりました。
20代は「低投資・高収入」を重視する傾向
年代別で見ると、20代では「収入を増やせる見込みがあるかどうか」や「初期投資の少なさ」、「サポートがあるかどうか」と回答した方が全ての年代で最も多くなりました。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代の貯蓄額の中央値は10万円となっており、30代の130万円、40代の180万円と大きな差があります。また、国税庁の「民間給与実態統計調査」では、20代の平均年収は約330万円となっており、30代の約448万円と比較して100万円以上低いことが分かります。20代の方は、まだ社会人としての経験が浅いため、初期投資を抑えつつ収入やキャリアの選択肢を増やせるという点に重きを置いている傾向にあるのかもしれません。
参考:金融広報中央委員「令和5年(2023年)家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]」
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
未婚者は「時短」と「安定収入」、既婚者は「収入増」を重視
未婚・既婚別で見ると、未婚の方は「少ない時間でできるかどうか」や「安定した収入を得られるかどうか」と回答した方が多かったのに対して、既婚の方は「収入を増やせる見込みがあるかどうか」と回答した方が多くなりました。既婚の方の場合は、子供がいたり、将来的に子供を持とうと思っていたりする方も多いと考えられ、とにかく本業にプラスしてどれくらい収入を増やすことができるのかという点に重きを置く傾向にあると推察されます。
職業別で異なる視点、会社員は「収入」、自営業は「時間」重視
職業別で見ると、会社員・公務員の方は「収入を増やせる見込みがあるかどうか」や「スキルが身につくかどうか」と回答した方が多かったのに対して、自営業・自由業の方は「少ない時間でできるかどうか」と回答した方が36.8%に上っています。自営業や自由業の方は、収入面よりもフレキシブルな働き方を重視する傾向にあり、副業においても時間的に融通が利くかどうかというタイパ(=タイムパフォーマンス)を第一に考える方が多いことが伺えました。
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副業をするうえで重要な点、第2位は「収入を増やせる見込みがあるかどうか」第1位は?
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