副業するなら月いくら稼ぎたい？「5万～10万円未満」が最多も、性別・世帯年収別などによって異なる結果に

昨今、働き方改革やテクノロジーの進化により、副業への関心が急速に高まっています。多様な働き方が模索される中で、副業は個人のスキルアップや収入向上だけでなく、キャリアの選択肢を広げる手段としても注目されています。しかし、実際に副業を検討する際、多くの方が収入目標をどのように設定すれば良いか、具体的なイメージを持てていないのではないでしょうか。そこで今回は、「副業をしてみたい」、「すでにしている」と回答した方を対象に、副業の目標収入についてアンケート調査を実施し、その結果についてまとめました。

673人を対象に副業についてのアンケート

調査概要

対象者：事前調査で「副業をしてみたい」、「すでにしている」と回答した20歳~69歳の男女
サンプル数：673人
居住地：全国
調査方法：ネットリサーチ
アンケート実施日：2024年12月12日

質問と回答

質問：副業をしてみたいと思いますか？
質問に対しての回答選択肢は以下
1．月に10万円以上
2．月に5万～10万円未満
3．月に1万～5万円未満
4．少額でもいいので稼ぎたい
5．稼ぐことはあまり考えていない

副業の収入目標、「月に5万～10万円未満」が最多

事前調査で、「副業をしてみたい」、「すでにしている」と回答した20歳~69歳の男女を対象に、「もし副業をする場合、どの程度稼げるといいですか？」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「月に5万〜10万円未満」で31.5%でした。次いで、「月に1万〜5万円未満」が31.4%、「少額でもいいので稼ぎたい」が17.7%で続くという結果になりました。

男女で収入目標に差が、家計における役割分担が影響か

男女別で見ると、男性は「月に10万円以上」や「月に5万〜10万円未満」と回答した方が多かったのに対して、女性は「月に1万〜5万円未満」または「少額でもいいので稼ぎたい」と回答した方が多くなりました。過去に実施した「副業についてどのようなイメージを持っていますか？」というアンケートにおいて、女性の方が副業に対してポジティブなイメージを持っていることが明らかになりました。現代では共働きが一般的になりつつありますが、男性が主に家計を担っている家庭においては、男性は副業でもまとまった収入を求めるのに対して、女性は家計の足しとして副業を考えている方が多く、収入目標に差が生まれている可能性が伺えました。

参考：「副業に関するイメージ調査を実施！年収が高い人ほど副業にポジティブなことが明らかに」

既婚者ではワークライフバランスを重視する傾向に

未婚・既婚別で見ると、未婚の方は「月に10万円以上」や「月に5万〜10万円未満」と回答した方が多く、既婚の方は「月に1万〜5万円未満」または「少額でもいいので稼ぎたい」と回答した方が多くなり、結婚しているかどうかで明確に差が生まれる結果になりました。既婚の場合は子育て中の方も多いことから、育児を優先しながら負担が少ないかたちで副業に取り組みたいと考える方が多くなっていると推察されます。特に、育児で自由に使える時間があまりない子育て世代の方にとって、場所や時間帯を問わず柔軟に働ける副業が重要さを増しているのかもしれません。

「月に10万円以上」希望者は世帯年収1,001万円~で2倍以上

世帯年収別で見ると、「月に10万円以上」と回答した方は、世帯年収が〜500万円や501万〜1,000万円の層では約10%だったのに対して、1,001万円〜では24.1%と2倍以上の差が生まれました。過去に実施した「副業で稼いだ最高月収はいくらですか？」というアンケートを振り返ると、世帯年収1,001万円〜の方のうち20%以上が副業だけで月収30万円以上を稼いだ経験があることが分かりました。さらに、高収入の方がどのような副業に取り組んでいるのかに注目すると、アフィリエイトや投資、プログラミングといった収益性の高い副業をしている方が多いことも明らかになりました。高収入の方の場合、少額でも手軽に稼げるような副業よりは、大きな収益を求めて、腰を据えてじっくりと取り組んでいくことを好む方が多い傾向にあるようです。

参考：「副業での最高月収「30万円以上」は6.6%！世帯年収別で取り組む副業にも差が出る結果に」

コロナ禍を経て世の中全体で働き方の多様化が進み、よりフレキシブルに働ける環境が整備されつつあります。また、政府による副業の推進も始まっており、日本の労働人口の減少なども合わさって今後ますます副業の重要度が増していくと考えられます。afbではアフィリエイトの始め方から収益化への道のりまで、徹底的に解説していますので、副業でアフィリエイトを始めたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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