検索エンジンとは、キーワードを入力すると、それに関連したWebサイトや画像などを表示してくれるシステムのこと。ユーザーが情報を収集するのに役立ちます。日本では「Google」「Yahoo!」が有名です。
検索エンジンの仕組み
検索エンジンというものはどのような仕組みでWebサイトを表示しているのでしょうか。
2017年の時点で17億6692万6408個もWebサイトが存在していると言われています。
その膨大な量のWebサイトを収集しユーザーが使用しているブラウザに表示させる「窓口」を検索エンジンが担っています。インターネットを使っていて、検索エンジンを使ったことがないという人は存在しないでしょう。
検索エンジンはこの膨大な量のWebサイトを一カ所に収集し、それをユーザーが検索したキーワードに合わせて表示してくれているのです。
つまり、散らかった部屋を綺麗に片付けてくれて
「あれ? あの漫画はどこだっけ?」
と聞けば、ここにあると教えてくれるのが検索エンジンなんです。
検索エンジンの種類
では、この膨大な量のWebサイトをどのように収集しているのでしょうか。
収集方法は主に3つあります。
①ロボット型
クローラーと呼ばれるロボットがインターネットを駆け巡り、様々なWebサイトにアクセスして、Webサイトの情報をデータベースに蓄えていきます。
クローラーはリンクからリンクに渡り、大量のWebサイトを短時間で収集してくれます。このクローラーがWebサイトに訪問して初めて検索結果に表示されるようになるのです。
世界No.1のシェアをもっている「Google」がロボット型の検索エンジンです。
②ディレクトリ型
ディレクトリ型とは、クローラーを使っているロボット型とは違い、人の手によってデータベースに蓄える方法です。
Webサイトの運営者が申請を行い、それに対して担当者が品質を確認し審査に合格したWebサイトだけが検索結果に表示されるようになります。
無作為に全てを収集するロボット型と違い、一定以上の水準を保ったWebサイトだけが表示されるので、質の高いコンテンツが表示されます。しかしその反面、人の手で収集しているので、Webサイトの数は少なくなります。
2107年まで運営されていた「Yahoo!カテゴリ」がディレクトリ型の検索エンジンでした。
③メタ型
ロボット型でもディレクトリ型でもなく、ロボット型とディレクトリ型でもある検索エンジンです。
哲学的に言いましたが、簡単に言えば「複数の検索エンジンを1つの場所で検索できる」検索エンジンのことです。
つまり、「ロボット型」と「ディレクトリ型」が集めているデータベースを借りることで検索結果を表示させているわけです。
一度に多くの検索エンジンから情報を収集したいときに役に立ちます。
検索エンジン一覧
検索エンジンといえば最初に思いつくのは「Google」ではないでしょうか?
Googleのシェアは日本では「72%」でぶっちぎりの1位です。
2位は「Yahoo!」で「22%」ですが、実はYahoo!はGoogleの検索エンジンを借りているので、検索結果が同じなんです!
つまり、Yahoo!のシェア=Googleのシェアということですね。
日本の検索エンジンのシェアはGoogleとYahoo!だけで「94%」を占めますが、実はまだまだたくさんあります。
ほんの一部ですが、世界的に主流の検索エンジンをご紹介します!
①Google
言わずと知れた検索エンジン界の王者。
全世界のシェアが「90%」もある絶対的な帝王。
SEO対策=Google対策です。
②Yahoo!
少し前までは独自の検索エンジンでしたが、2011年にGoogleの検索技術を利用しています。なので、Yahoo!とGoogleの検索結果はほぼ同じ。
世界的なシェアは3位です。
③Bing
マイクロソフトが提供している検索エンジン。
日本ではイマイチ知名度がありませんが、世界では2位のシェアを持っています。
④Baidu 百度
中国で幅広く使われている検索エンジン。
日本からは既に撤退してるので、国内で使うことはほとんどないです。
⑤Ritlweb
131サイトを同時に検索できるメタ型検索エンジン。
ニュースサイトを同時に検索できるので、情報収集には持って来いです。
⑥Ceek
「Google」や「Bing」の検索結果を同時に表示してくれるメタ型検索エンジン。
まとめ
・検索エンジンには「ロボット型」「ディレクトリ型」「メタ型」の3種類ある
・代表的な検索エンジンは「Google」「Yahoo!」「Bing」