nofollowとは、クローラーがリンク先に評価を受け渡すことを無効化する属性を指します。この属性を使用することで、クローラーに「このリンクは辿らなくていい」と指示を出すことができます。
まずはサイトが評価される仕組みをおさらいしましょう。
なぜnofollowが評価を与えないことになるのか
リンクを張っている場合、クローラーは「このサイトはリンク先のサイトを評価している」と判断し、巡回と同時にサイトを評価します。
しかし、nofollowを使うことによりユーザーはリンクを使えたとしても、クローラーはリンク先に行けなくなるので、結果リンク先に評価は渡されなくなります。
ほとんどの場合、nofollowする必要性はありません。
ただし、信頼のおけないサイト(コンテンツ)のリンクに対しては積極的に使ったほうがいいとGoogleガイドラインでも推奨されています。
▼Search Consoleヘルプ▼
https://support.google.com/webmasters/answer/96569?hl=ja/
nofollowの使い道
Googleのガイドラインで例として挙げられているのは以下の三つ。
・信頼できない(評価したくない)サイトへのリンク
・有料リンク
・クロールの優先順位が低いもの(クロールしなくていいページ)
1つずつ順に見ていきましょう
信頼できない(評価したくない)サイトへのリンク
よくあるパターンが「ユーザー投稿型コンテンツ」です。
誰でもリンクを掲載することが許可されている場合、リンク先が運営側の手から離れてしまいます。
そうなると、信頼できないサイトへリンクが繋がれていたりする可能性も出てきてしまう為、それをGoogleに辿らせない・評価の対象としないために使います。
(例)出会い系・アダルトサイトなどのスパムコメント
有料リンク
これは単純にGoogle がリンクの売買を禁止しているからですね。
▼Search Consoleヘルプ「リンクプログラム」
https://support.google.com/webmasters/answer/66356?hl=ja&rd=1
以下のようなものが有料リンクに当てはまります。
業者に対価を払って被リンク(または、対価を受け取って発リンクする)
自サイトへのリンクを含む記事を書いてもらうこと など
因みに、このような方法でリンクを獲得しようとする場合、それらのリンク全てに nofollow を付けなければ、高い確率でペナルティを受けることになってしまうので注意してください。
皆さんズルはせず正攻法で頑張りましょう。
クロールの優先順位が低い(クロールしなくていいページ)
「そのページに行っても何もないから他のページ見てね」
という使い方です。
具体例を挙げるなら、『ログインページ』や『404error(not found)ページ』『サンクスページ』『入力フォーム/購入ページ』などです。
クローラーはすべてのページを満遍なく見られるわけではありません。サイトのページ数が多くなり、複雑化して本来評価してほしいページに辿り着けなくなることを回避するために、このnofollow属性を使用してクローラーが巡回しやすい環境を整えてあげます。
ただ、ページの間引きが必要なレベルになることは、個人運営の場合そうそうないのであまり神経質に気にする必要はありません。
nofollowの書き方
nofollowという属性は二通りの使い方があります。
「リンク単体にnofollowを設定」
「ページ全体にnofollowを設定」
リンク単体にnofollowを設定
使い方は簡単。
リンクタグの中に組み込むだけです。
<a href=”URL” rel=”nofollow”>リンク</a>
ページ全体にnofollowを設定
このnofollow属性はmetaタグとして使用することもできます。
使い方はこちらも簡単。
HTMLファイルの上部にある<head> ~ </head>の間にこう記述するだけ。
<meta name=”robots” content=”noindex”>
「nofollow」のおさらい
・あまり使う場面はない
・SEOとしての使い方:クローラーを他のページに促すときに使う
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