リンクジュースとは、SEO(検索エンジン最適化)に関する用語で、リンク先のWebサイトに与える影響のこと。
リンクジュース(直訳:つなぐ影響力)
その名前の通り「リンクを張った先のウェブサイトに影響を与える(評価を与える)」SEO効果のことを指します。
▲リンク先にページの評価がわたされるイメージ
Googleのリンクジュースのアルゴリズムは、Webサイトを評価する基準の一つとして、「どこからリンクされているか」という評価基準があります。
▲評価を受け取るイメージ
信頼性の高いWebサイトからリンクされているWebサイトは、同じく信頼性の高いWebサイトとみなされ、評価されます。
『優良サイトからリンクを貼られているサイトは、優良サイトだろう』
というGoogleの基本的な考えに基づいてリンクジュースのアルゴリズムは作られています。
そのため、他のWebサイトからのリンクを多く獲得することで、検索エンジンに対する自サイトの価値を高めることができます。
一方で、自サイトから外部サイトへリンクを設置することは、その外部サイトへ評価を与えることにもつながります。
『リンクが張ってあるってことは、このページから見て重要なサイトってことでしょ?』
このような、Webサイト間で流動する評価が、リンクジュースです。
その為、リンクジュースのことを考えず外部サイトへのリンクの設置(リンクビルディング)を無作為に行うと、外部サイトへの評価を意図せず高めることとなるので、その点の注意が必要です。
今は使えない古いSEO
以前は1つのリンクに対して流れるリンクジュース(ページランク)を制御することが可能でした。
▲流れなかった評価は他ページに回される
上の図のようなシステムの隙を突いた手法…リンクジュース(ページランク)を流したくないページには全てnofollowをつけるという手段が編み出されました。
これが「ページランクスカルプティング」という今は使えなくなった手法です。
2009年以降からGoogle検索エンジンのアルゴリズムが変更されたことにより、nofollow がついたページにリンクジュースは与えられない。そして、渡らなかった分のリンクジュースは消滅する仕様になりました。
この仕様変更により、ページランクスカルプティングは使えなくなりました。
リンクジュースのおさらい
・リンクジュースはサイトの評価のこと
・リンクジュースは知名度の高いサイトにリンクされるほど多くもらえる
・リンクジュースをばらまかないよう多少の制御は必要な場合もある
・ページランクスカルプディングは使えない
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