ECサイト(electronic commerceサイト)とは、個人・企業が自身の商品・サービスをインターネットで販売する時に使用するWebサイトのことです。
ECサイトの種類
ECサイト、それはインターネットで商品の販売を行うサイトのことです。
インターネットとスマホが幅広く普及した今日では、知らない人はいないのではないでしょうか?
そんなECサイトは「モール型サイト」と「自社ECサイト」の2つに分類されます。
みーちゃんが先ほど言いましたが、Amazonや楽天などのことを「モール型サイト」と言います。
モール型は「Amazon」や「楽天」などの同一サイトにたくさんのショップが出店し、一つの巨大なデパートのようになっています。「電子商店街」や「オンラインモール」とも呼ばれることがあります。
自社ECサイトは、モール型サイトに出店せずに自分の力でサイトを作り販売しているECサイトです。自分のお店を構えるようなイメージです。
それぞれのメリットとデメリット
ECサイトは「モール型サイト」と「自社ECサイト」でメリットとデメリットが大きく異なります。
■モール型サイトのメリット
モール型サイトに出店する場合、集客をしなくてもある程度の注文が発生します。既に多くの人が利用しているECサイトに出店するので、広告をしなくても人の目に付きますよね。これは現実のデパートに出店する時も同じことが言えます。
特に「Amazon」「楽天」「Yahoo!ショッピング」は合計1億人も利用ユーザーがいるので、この3つに出店するだけで日本の人口ほぼ全てをカバー出来るんです。
なので、モール型サイトは集客という観点では非常に強いECサイトとされています。
しかし、そんなモール型サイトにもデメリットはあります。
■モール型サイトのデメリット
あなたは、モール型サイトで売っている商品を購入したことがありますか?
その時に買った商品はどんなメーカーでどんな名前だったかを覚えていますか?
意外と覚えていない商品の方が多いのではないでしょうか。
残念なことに、ほとんどの人が購入したブランドを覚えていません。有名なメーカーであれば別ですが、個人や中小企業のブランドは認知されないのです。
どうして覚えてもらえないか言うと、購入した商品は「モール型サイト」の物と思われるので、作ったブランドまでは意識が向かないのです。
それにもう一つのデメリットとして、モール型サイトには出店料として一定金額がかかります。
■自社ECサイトのメリット
自社ECサイトのメリットはブランドの構築が出来る点です。
先ほど、モール型サイトで商品を購入してもどこのブランドか認知されないと説明しましたが、自社ECサイトではその逆です。
購入者は「〇〇の商品」を購入したという自覚を持ちます。
あなたもデパートに出店しているお店よりも、個人で経営しているお店の方が記憶に残りませんか?
自社ECサイトもこれと同じです。
色々なお店の集合体であるモール型サイトよりも、1つのブランドしかない自社ECサイトのほうが情報が少なく、記憶に残りやすいのです。
記憶に残ると言うものは非常に重要で、もう一度購入される可能性が高かったり、ご友人にお勧めしてくれるかもしれません。
また、Webサイトのデザインも全て自分で決められので、商品にあったサイト作りが可能です。
■自社ECサイトのデメリット
自社ECサイトのデメリットはとにかく集客が大変という点です。
モール型サイトでは既に出店先が大きな力を持っているので、広告に力を入れなくても集客に力を入れなくても大丈夫かもしれません。
しかし、自社ECサイトは0からのスタート。
自分で広告をして集客をしなくてはいけません。
インターネットショッピングが市民権を得られた今日では、多くのECサイトが存在しています。その中から自身のECサイトを見つけてくれるようにブログやSNSの活用、広告の出稿やイベントへの出店など様々な施策を行う必要があります。
SEOの知識やプログラミングの知識など、複合的な知識が必要になるので、全くの初心者が始めから自社ECサイトを立ち上げるのはおすすめしません。
「ECサイト」のおさらい
・ECサイトには「モール型」と「自社ECサイト」の2種類ある
・モール型は集客が比較的簡単なメリットとブランド構築が難しいデメリットがある
・自社ECサイトはブランド構築が可能なメリットと集客が大変というデメリットがある
関連用語
その他参考になる記事
・ECサイト:コトバンク
・ECサイト:Wikipedia
・ECサイト:Weblio