CTR[Click Through Rate]とは、広告の効果を確かめる際に使われる指標の一つ。表示された広告またはWebサイトがどれくらいの割合でクリックされたのかを表す数値で、クリック数÷表示回数(インプレッション数)で求めることが可能である。
CTRの重要性
広告においてCTRは重要なものです。商品サイトに誘導するための広告は、まずはユーザーにクリックされなければ意味がありません。なので、クリック率を表すCTRは最も基礎的な広告効果を表す指数です。
また、CTRはWebサイトにおいても重要な指標です。
いくら素晴らしい記事を書いても、フォトジェニックな画像を撮っても、クリックされて閲覧されないのなら存在しないのと同じです。
質が高くてユーザー満足度も高い記事を書くのと同じくらいに、CTRを上昇させるためにはどうすれば良いのかを考えましょう。
CTRの上げ方
Webサイトでは、主に記事タイトルとディスクリプションでCTRが決まります。
ディスクリプションとはWebページにどのようなことを書いているのかを説明する「要約」です。
タイトルとディスクリプションには必ず検索キーワードを記載しましょう。
検索キーワードは「ユーザーの疑問」です。
ユーザーはその疑問が解消されそうなサイト以外はクリックしません。なので、自分のWebサイトに「あなたの欲しい情報」があるよ、とアピールしなくてはならないのです。
なので、必ずタイトルとディスクリプションには検索キーワードを盛り込み、さらにユーザーが望んでいると思われる情報も記載しましょう。
広告の場合、Webサイトと比べてCTRを上昇させるのは簡単なことではありません。
なぜなら広告は、その商品に興味がないユーザーにも表示されており、わずかな情報だけで興味をひかせてクリックさせる必要があるからです。
つまり、広告は「画像」や、「クリエイティブ」だけでユーザーに「自分にはこの商品は必要だ」と思わせないといけないのです。
ユーザーはどんなクリエイティブなら興味を引くのか、どんな画像であったらクリックするのかを考えながら作成し、CTRを上げていきましょう。
クリエイティブや画像を見直してもCTRが上がらない場合、広告を出しているサイトのユーザー層と商品のターゲット層が食い違っている可能性があります。
一度、掲載しているサイトを変えてみるのも一つの手でしょう。
検索順位とCTR
2017年の調査では、検索順位1位のサイトのCTRは「21.12%」2位は「10.65%」3位は「7.57%」となっていおり、10位はわずが「1.64%」まで下がっています。
※Internet Marketing Ninjas社調べ
このCTRはあくまでも目安ですが、自分のWebページの検索順位が1位にも関わらず、CTRが10%だった場合、タイトルとスニペットがユーザーの疑問に応えられていない可能性があります。
もしそうなら、タイトルとスニペットを検索キーワードに沿うような物に変更しましょう。
「CTR」のおさらい
・CTRはクリック数÷表示回数で求められる
・CTRをあげるにはタイトルとディスクリプションに検索キーワードを入れるなどの工夫が必要