WordPressには、サイトのデザインを変更できる「テーマ」がたくさん配布されています。
選択肢が多いことに越したことはないですが、自分のサイトにぴったり合うテーマを見つけるのは難しいですよね。
・デザインが良いものでも、SEO対策が不十分だったり・・・。
・SEO対策に優れていても、自由なカスタマイズができなかったり・・・。
・高機能だけど、高額な料金がかかったり・・・。
テーマのデザインは評価しやすいですが、SEO対策や中身の機能を把握するのは簡単ではありません。
そこで今回は、無料で利用できるおすすめテーマをご紹介したいと思います。
テーマ選びに苦戦しているという方やSEOに強いテーマをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
WordPressテーマの選び方
テーマは、サイトをオシャレに着飾ってくれるだけではありません。
テーマの機能によって、サイトのユーザビリティや集客力を高めることも可能です。
おすすめテーマを紹介する前に、テーマ選びに役立つ3つのポイントを解説します。
1.SEO対策
テーマを選ぶ際の重要なポイントの一つが「SEO対策」です。
SEOに好影響を与える主な機能は以下の通りです。
SEOを重視したテーマ選びをする際には、上記4つの機能をチェックしてみてください。
ただし、完璧なスペックを持っていても、コンテンツが充実していなければ効果を発揮しません。
あくまで、SEO対策の基本はコンテンツの充実です。
テーマのSEO対策は補助的なものと考えましょう。
2.見やすさ重視のデザイン
デザインも重要なポイントです。
ただし、テーマにとって良いデザインとは、「見やすさ」「読みやすさ」「扱いやすさ」において優れているものです。
いかにコンテンツが充実していても、「見づらく」「読みにくく」「扱いづらい」サイトは、すぐに読者に離脱されてしまいます。
一方、コンテンツが扱いやすいサイトは再び訪問したくなるものです。
このようにデザインに優れているテーマは、リピーターの獲得や滞在時間の向上をサポートしてくれます。
また、レスポンシブウェブデザインへの対応もテーマ選びには大切です。
昨今では、スマートフォンやタブレットからの訪問者の流入が主流になってきてます。
ただ単に画面を伸縮するのではなく、各種デバイスに最適なデザインに調整されるテーマがおすすめです。
3.日本語サポート対応
テーマはサイトの表示に関わるため、不具合が発生してしまうと、最悪の場合コンテンツを利用できなくなってしまいます。
このような不具合に迅速に対処できるよう、日本語サポートに対応しているテーマがオススメです。
無料テーマと有料テーマの違い
WordPressでは、有料で提供されているテーマもあります。
はたして無料と有料とで何が違うのでしょうか?
ここで両者のメリットとデメリットを整理しておきましょう。
・費用が掛からない
・圧倒的に種類が豊富
・拡張機能やSEO対策では有料テーマに劣る。
・無骨なデザインが多い。
・カスタマイズしにくい。
・サポートが充実していない。
・企業サイトのような洗練されたデザインが多い
・コストに見合うだけのSEO対策がされている
・関連記事やパンくずリスト等の機能が初期搭載されているためプラグインを削減できる
・カスタマイズしやすい
・高額なコストがかかる
※あくまで一般的な特徴です。テーマによって機能や価格は異なります。
無料テーマは、有料と比べコスト面や選択肢の数で優位です。
しかし、SEO対策や機能に関しては、やはり有料テーマのほうが勝っています。
有料テーマは、サイトの収益化を本気で考えているユーザーにおすすめです。
※おすすめの有料テーマは以下の講座でご紹介しています。
・【WordPress】有料テーマおすすめ10選【2019年最新情報】
お財布に余裕があるなら、有料テーマを選択してみても良いかもしれません。
とは言え、その高額なコストに抵抗感があるユーザーも多いかと思います。
そこで今回は、SEO対策やデザイン性に優れた無料テーマをご紹介してみたいと思います。
【日本語対応】WordPress無料テーマ おすすめ9選
SEO対策やデザイン性に力を入れるなら、公式テーマよりも非公式テーマをオススメします。
非公式テーマとは、開発者のサイト等からダウンロードできるテーマのことです。
WordPressの公認テーマではないため、管理画面から検索することはできません。
一方で、非公式テーマの中にはSEO対策やデザインに特化したものが多くあります。
また、近年は有料テーマに匹敵するぐらい高性能な無料テーマも増えてきています。
有料テーマの購入を考えている方も、一度無料テーマの機能や特徴をチェックしてみるのをオススメします。
※ 非公式テーマのインストール方法を知りたい方は、以下の講座をご覧ください。
・【WordPress】テーマのインストール方法 基本から応用までの3つのメソッド
【Luxeritas】表示速度を高速化させたいサイトに
あなたのサイトに快適なページ表示速度を実現させる無料テーマです。
また、モバイルサイトの高速化(AMP)に対応しており、どのデバイスから閲覧しても表示速度にストレスを感じさせません。
WEBサイトをWEBアプリケーションのように運用できる「PWA」機能は、ターゲット層の拡大に活用できるでしょう。
ブラウザキャッシュと「Gzip圧縮機能」が基本搭載されているため、サイト閲覧時の転送量を削減できます。
プラグインを追加しなくても、これらの機能が充実しているのが「Luxeritas」の強みです。
・表示速度を上げてサイトパフォーマンを向上させたい
・モバイルサイトに力を入れたい
・転送量やファイルサイズを削減したい
【STINGER】テーマをイチからカスタマイズしたい方に
「STINGER」はサイトの利便性を極限まで追求した無料テーマです。
無駄のないデザインは、むしろコンテンツの可読性を高めてくれます。
また、シンプルな分だけユーザーがカスタマイズできる領域が広いということです。
さらに、テーマファイル数や機能を削減することで、柔軟なレイアウト設計ができるよう配慮されています。
利用者が多い「STINGER」は、様々なカスタマイズ方法がネット検索で見つかります。
テーマのカスタマイズに挑戦してみようと考えている方に、オススメしたいテーマです。
・無駄がないシンプルなテーマを使いたい
・コンテンツの可読性を重視したい
・テーマのカスタマイズに挑戦したい
【Cocoon】アフィリエイト向けのコンテンツ作成に
「cocoon」は日本語で「繭(マユ)」を意味します。
マユのような白基調の見やすい画面構成が特徴的な無料テーマです。
シンプルでもオシャレなデザインは、女性向けサイトに適しているかもしれません。
また、「cocoon」はアフィリエイトに特化した様々な機能を持っています。
・広告の自由な位置調整
・広告リンクを素早く設置できるショートコード
・ランキング作成ツール
・ブログカードの作成
このように、サイトの収益化を軸にコンテンツを充実させるツールが揃っています。
クリック率(CTR)やコンバーション率(CVR)を向上させたい方にオススメのテーマです。
・女性向けサイトを運営したい
・広告を自由に設置したい
・アフィリエイトに強いテーマを探している
【マテリアル】居心地の良いレイアウト設計
「マテリアル」は、Googleが提唱するマテリアルデザインを基に構成されている無料テーマです。
タイトルの由来になっている「material」は英語で「物質的な」や「感覚的な」を意味します。
マテリアルデザインは、サイトのデザインに「影」や「奥行」等の物質的な効果を与えます。
これによって「境界線」や「ボタン」等の機能的な意味を、読者は視覚的に把握しやすくなります。
読者にとって居心地が良いレイアウトは、コンテンツの可読性や読者の滞在時間に良い影響を与えるでしょう。
また、ビジネス向けアプリ「Line@」のフォローボタンが設置できるため、Lineユーザ向けの情報発信にも活用できるテーマです。
・直感的な操作ができるテーマを探している
・WEBサイトを「Line@」と連携させたい
【Xeory Base】コンバーションの最大化に
「Xeory Base」は、スタイリッシュで機能的なデザインが評判の無料テーマです。
コンバーション率を上げるためには、ランディングページの作成が効果的です。
ランディングページとは、購入や問い合わせ等のアクションを起こすページのことです。
「Xeory Base」を導入すれば、管理画面からランディングページを作成できるようになります。
また、ランディングページへ読者を誘導するためのCTAの設置が可能です。
このように、アフィリエイトやビジネス向けに最適化されたテーマです。
・コンバーションに強いテーマを探している
・機能的なランディングページを作成したい
・ランディングページに効率よく読者を誘導したい
【Gush5】サイトのイメージを自由に表現したい方に
「Gush5」は「STINGER」と同様に、広範囲のカスタマイズが可能です。
あえてレイアウトや機能をシンプルにすることで、カスタマイズによるサイトの個性を出しやすいのが特徴です。
また、投稿別のカスタムCSSが標準搭載されており、サイト全体だけでなく投稿それぞれのデザインをカスタマイズできます。
最大7カ所のウィジェットエリアに対応しているため、広告やフォローボタン等の位置を自在に調整できます。
レスポンシブウェブデザインに対応しており、デバイスを変えてもレイアウトが崩れる心配はありません。
・サイトデザインに個性を出したい
・サイト全体だけでなく、記事ごとのレイアウトを編集したい
・複数のウィジェットエリアに広告を掲載したい
【LION BLOG】カスタマイズ不要の完成されたテーマ
カスタマイズ不要の完成されたテーマをお求めなら「LION BLOG」がオススメです。
有料テーマ顔負けの洗練されたデザイナーズテーマを無料で利用できます。
コンテンツの「見やすさ」を維持しつつ、自然な広告表示を可能とし、アフィリエイトにも強いテーマです。
動きのある操作感が特徴的ですが、JavaScript不使用かつ表示速度の軽量化が施されています。
機能面でも充実しています。
例えば、以下のような機能が標準搭載されています。
・認証IDによるGoogle Analytics・Google Search Consoleとの連携
・ページ単位のメタディスクリプション設定
・人気記事ウィジェット
・お問い合わせページ
通常、別途でプラグインが必要となる機能が、「LION BLOG」なら一回のインストールで済みます。
・デザイン・機能ともに完成されたテーマが欲しい
・自然な広告配置によってクリック率をアップさせたい
・プラグインを削減したい
【Sentry】読者ファーストのコンテンツ配信に
コンテンツ重視のレイアウトをお求めなら「Sentry」が良いでしょう。
ページを読み進めるとヘッダーが自動的に格納される仕様になっているため、読者が記事に集中しやすいのが特徴です。
また主な機能として、SNSの連携するためのOGP設定やパンくずリストが標準搭載されています。
そのため、SNSや検索エンジンからのアクセスを狙っている方にオススメの無料テーマです。
さらにAMP対応のため、モバイル利用者のニーズがあるコンテンツにも有効でしょう。
・読者ファーストの機能がほしい
・コンテンツの可読性を上げたい
・多くのスマホユーザーにサイトを利用してもらいたい
【yStandard】サイトの個性を引き出したい方に
「yStandard」は、カスタマイズを前提に設計されたテーマです。
あえてユーザーがカスタマイズする余地を残すことで、サイトの個性を無限に引き出せます。
完成されたデザインではなく、サイトのイメージに合わせてデザインを変更したいなら「yStandard」はオススメです。
とは言え、スタイリッシュで美しい初期デザインを、そのまま利用するユーザーも多いかもしれません。
また、WordPressの新エディター「Gutenberg」との親和性が高く、専用プラグイン「yStandard Blocks」と併用すれば、ハイクオリティな投稿を作成できるようになります。
・新エディター対応のテーマを探している
・サイト独自のデザインにカスタマイズしたい
「無料テーマの選び方」のおさらい
・SEO対策に強いテーマを選ぼう
・見やすさ重視のデザインにこだわろう
・日本語に対応しているテーマを選ぼう
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