広告運用においては、多額の予算を投下し、より大きな利益創出を目指す一方、効果のない施策の早期打ち切りや、無駄なコスト削減にも注意を傾ける必要があります。
出稿キーワードの改善やABテストといった日々の広告運用周りの業務の中で目にすることが多い不正出稿も、広告費の高騰やブランド毀損に繋がる、広告運用者を悩ませる問題の一つです。
広告出稿は様々な時間帯や地域を対象に実施されるため、すべての不正を人力で発見し、処理するにはリソース的な限界があります。
この不正出稿の解決に特化して開発されたツールが「アフィリエイト広告のスタートと同時にパトリスを導入した企業で、不正媒体に200万円の報酬を支払っていたことを発見し、広告効果が改善したケースもあります。
パトリスを導入し不正出稿対策に要していたリソースを削減することで、より利益獲得に向けた施策に注力できることが期待できます。
1.不正出稿のパトロールサービス「パトリス」の特徴
パトリスはリスティング広告上での不正出稿を発見し、不正媒体のURL・出稿画面のキャプチャといったエビデンスまでを自動で取得するWebツールです。
対策したいキーワードを指定するだけで出稿停止に必要な材料が揃うため、担当者に必要な対応は、それをもってASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を通して出稿停止の依頼をすることが中心になります。
つまりパトリスの導入により、これまで人力で行っていた不正出稿対策のほとんどを自動的に処理することが可能で、大幅なリソース削減に繋がります。
それではパトリス導入で実現可能なメリットを大きく4つに分けてご紹介します。
1-1.全サイトを対象にパトロール
パトリスでは、リスティング出稿されているすべてのサイトを対象にパトロールが可能です。
24時間休まずパトロールするため、新規に不正出稿するサイトを早期に発見し、被害を最小限に止めることに繋がります。
これまで自社で不正出稿対策をしてきたケースだけではなく、これから商品をリリースするという企業においても有効なツールとなっています。
またキーワードごとに対象地域を変更することも可能で、より自社に合った使い方にカスタマイズ可能です。
※デフォルト設定は東京
1-2.休日、夜間のパトロールが可能
パトリスの導入によって、人力では対策しづらい時間帯のパトロールが可能になります。
自社の広告運用担当、またはその他社員がWeb上をパトロールする場合、基本的には勤務時間内に行ってもらうことになると思います。
その場合、夜間や休日の不正出稿の取り締まりはほとんどの企業で難しくなるのが実態でしょう。
実際にその時間帯を狙って不正出稿しているメディアも多いです。
残業、徹夜で対策をしようにも、疲れが溜まれば確認漏れも生じますし、人力で対処可能な範囲には限界があるのではないでしょうか。
その点パトリスのようなWebツールであれば、24時間休むことなくパトロールが可能で、対策したいキーワードで抜け漏れ少なく対処できます。
1-3.PC・スマホ両デバイスに対応
パトリスでは、スマホ画面での不正出稿への対応もPC画面と同様に可能です。
不正出稿のパトロールを行う際、基本的には業務用PC上で行う担当者が多いでしょう。
しかし実際のユーザーはスマホ上で検索をしていることが多く、PC画面以上に力を入れてパトロールすべきです。
とはいえ、スマホ上で大量のページを確認することは時間も手間もかかって効率的ではなく、こちらもまた対処可能な範囲は狭くなってしまうでしょう。
この点も、Webツールが大きく効果を発揮する領域だといえます。
1-4.出稿停止のためのエビデンスを自動取得
メディアに出稿停止を求めるためには、不正出稿を行っていた事実を証明する必要があります。
必要なものといえば、出稿サイトのURLとサイト内のアフィリエイトリンク、さらには出稿画面のキャプチャなどになります。
広告出稿の性質上、人力でパトロールをしていて何度も同じ広告に遭遇するとは限りません。
そのため仮に不正出稿を見つけた場合はすぐにその証拠を抑える必要がありますが、大変な手間が必要ですよね。
パトリスでは、上記エビデンスをすべて自動で取得します。
さらに24時間、PC・スマホ両デバイスを合わせてパトロールした結果を週一回のレポートにより随時報告します。
そのためほとんどサイトパトロールにリソースを割くことなく、確実な証拠とともに不正出稿対策を遂行することができます。
またパトリスはASPであるafbが提供しているツールですが、afbと未提携であっても利用が可能です。
さらに不正出稿で使用されているアフィリエイトリンクの検出・取得は、afbを含むすべてのASPを対象にしています。
2.パトリスの料金プラン
パトリスは通常「3キーワード/月額30,000円(税抜)」での提供となっています。
しかし現在「対象キーワード増量キャンペーン」を実施しており、新規加入者は「10キーワード/月額30,000円(税抜)」でスタートすることができます。
こちらは初月限定ではなく、継続して上記キーワード数・料金で利用可能です。
上記プランからさらに対象キーワード数を追加することも可能ですが、キーワード数によって料金が異なってくるため、詳細についてはお問い合わせください。
また最低利用期間は1カ月と、単月のみの利用も可能のため、実際の効果のほどを吟味してから継続を検討することもできます。
▼パトリスサービス概要
契約期間 | 1ヶ月〜(単月のみのご利用も可能) |
---|---|
チェック対応デバイス | PC・スマートフォン |
時間帯 | 24時間対応(土日祝含む) |
レポート間隔 | 1回/週 |
対象ASP | “afb”・他社主要ASP |
出稿画面キャプチャ | 自動取得 |
3.不正出稿は違法行為に該当する?
たびたび発生する不正出稿ですが、そもそもこれは違法行為なのでしょうか。
結論をいうと、広告文の中に商標が使用されていなければ違法とは言えません。
つまり、商標キーワードに出稿しているだけでは、違法行為には認定されないということです。
さらには”商標以外”で出稿NGワードに設定しているキーワードであれば、なおさら違法とは言えなくなります。
仮に商標権侵害が認められれば、民事的措置により損害賠償請求をすることも可能ですが、実際に裁判に持ち込むケースは稀です。
こうした実情から、どうしてもイタチごっこが続く問題であるため、継続的に対応を効率化する意義は大いにある領域だといえます。
もちろんランキングサイトなど、公式サイトがカバーできないニーズを汲み取って成約に繋げてくれているサイトもあると考えられます。
そうしたケースでは、商標での出稿を必ずしも悪と決めつけず、共存関係も視野に入れて行くことも重要と言えるでしょう。
【参考記事】自社の商標キーワードが出稿される…。違法性と停止方法を解説
4.afbによる広告健全化に向けた取り組み
afbではパトリスの提供の他にも、広告業界全体の健全化に向けた取り組みを実施しています。
例えば薬機法・健康増進法に違反した表現の有無をチェックできるツール「まもるくん」の提供や、外部講師を招いた各種法令に関するセミナーの実施、また解説記事や資料の配布等、様々な方法で情報発信をしております。
アフィリエイターの中には、知らず知らずのうちに法令違反にあたる記事作成・動画配信を行っているケースが多く見受けられます。
こうした望まない違反を削減していくためにも、アフィリエイターと直接接点のあるASPとして状況を改善していければと考えております。
パトリスを導入いただければ不正出稿対策に要していたリソースを削減することで、
より利益獲得に向けた施策に注力が可能となります。
ブランド毀損や不正出稿による広告費の高騰を防ぐことが可能なパトリス。
是非一度お気軽にお問い合わせくださいませ!