アフィリエイトブログをはじめたてのあなたに読んでもらいたい本を選びました。
- ライティング
- SEO
- デザイン
- アフィリエイト
- コピーライティング
の5つにジャンルわけして紹介します。
著者ではない人があれやこれやと語るだけではつまらないと思うので、メッセージ性の強い部分を引用しつつ紹介していきます。
中には1,2冊ちょっぴり難しい本もありますが、初心者のうちに読んでおけばのちのち楽ができるので読んでおきましょう。最後に「アウトプットのやりかた」も軽く説明しているので「読んで終わり」にしたくない方も読んでいってください。
ライティングのおすすめ本
理科系の作文技術
「文章読本(文章の書き方が書かれた本)を読みたいけどどれがいいかわからない…」
という人はまずこれを読んでみましょう。まずはこの本からです。
「理科系の作文技術」は100万部以上売れた文句なしの名著。まず外れません。そのうえ新書ということでページ数がかなり少なめ(230くらい)なので、電車の中で、会社の休憩中に、お風呂の中で、すぐに読めてしまいます。まんが版も出ているので、もっと軽く読みたい方はそちらからでも大丈夫です。
取り扱われている内容をざっとさらうと
「わかりやすい文章の書き方」
「事実と意見の書き分け方」
「論理的な構成の作り方」
「思考の整理の仕方」
という感じ。
アフィリエイトブログを始めたばかりの方に必須の知識です。それでいて、紹介する知識の種類も「最低限の数」になるまで厳選されているので、余計な情報がなくインプットの量もちょうど良い。
初心者の頃はすぐに上達しようとして一度に大量のインプットをしてしまいがちですが、それでは情報の波に溺れて頭がパンクしてしまいます。必要最低限の知識をしっかり理解して、自分のものにしてから次のステージへ上がっていきましょう。
なんとなく文章を書いている方、ぜひ読んでみてください。
論文は読者に読んでもらうものだから,自分がたどった紆余曲折した道ではなく,こうしてみつけたもっとも簡明な道に沿って書かなければならない.
引用:理科系の作文技術
また、もしよければWeb上で公開されている「論文を書くときの3つの課題」という文章も読んでみてください。「論文」だけでなく、普段書く文章全てに共通する課題が書いてあります。
日本語の作文技術
読点を打つ時「リズムがよくなるように打てばOK」だと思っている方、「語順によって文章の意味が変わる」ことを知らない方、ぜったいにこの「日本語の作文技術」を読んでください。
膨大な例文と共に、「読点・語順・助詞」の役割が解説されています。
わかりやすい文章の書き方を解説した「理科系の作文技術」と比べ、この「日本語の作文技術」は「正しい文章の書き方」を解説した本です。2冊を合わせて読むことで「わかりやすい文章」「正しく伝わる文章」を学べます。
そしてもうひとつの比較点は「要素の大きさ」です。「理科系の作文技術」で紹介していた知識は、そのほとんどが「文章の構成」という割と大きな単位でした。一方で「日本語の作文技術」で紹介されているのは、「読点の使い方」や「誤解を産まない語順」など、一文一文単位の非常に小さい知識です。
ですから、2冊の相性は抜群。お互いに書かれていない要素を、もう一方で補うことができます。
引用:日本語の作文技術
ちなみに、序盤の「対話」の部分が面白いので、対話が載っているソフトカバー版がおすすめ。文庫本版(Kindle含む)だと載っていないので、ちょっと損です。
伝わる・揺さぶる!文章を書く
プロローグが本当に感動します。
「ああ、考えて書くことってこういうことなんだ」とわかるはず。
プロローグの部分はamazonの「試し読み」で読めるのでのぞいてみてください。当たり障りのない文章しか書けなかった女の子をたった数時間で「強い意思のもとに読み応えのある文章を書く自立した人間」にした美しく力強いエピソードが短くまとまっています。
「理科系の作文技術」と「日本語の作文技術」では、そのほとんどを「書く方法」の解説に費やしているのですが、この「伝わる・揺さぶる!文章を書く」では、「述べる内容をどう考え出せばいいか」、つまり「考え方」を解説しています。
「書くことと考えることはほぼ同じ意味」ということはきっと多くの人が知っていることでしょう。しかし、「書く内容を具体的にどう考えていけばいいのか」まで知っている人はおそらくそこまで多くないのではないか、と思います。
「伝わる・揺さぶる!文章を書く」は、「文章をどう考えていけばいいのか」という問いに対する、自分なりの答えが見つけられるようになる本です。「情報をただ書くだけの人」ではなく、「自立して考えられる”ライター”」として成長していきたいのなら、この本ほど助けになるものはないでしょう。
相手という個性に、自分として向き合った時、自分の中に沸き起こってくるものがある。
その相手だからこそ言いたいこと。自分にしか言えないこと。そういうものに、私たちはもっと忠実になっていいと思う。
引用:伝わる・揺さぶる!文章を書く
ちなみにこれも「理科系の作文技術」と同じく新書形式。さっと読めるのでおすすめです。
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
「自分の文章がどうも薄く感じる」
「説明する内容を整理して論理的に考えるのが苦手」
「実際に使えるフレームワークがあると助かる」
という人はこの「考える技術 書く技術」を読みましょう。
内容は少し難しいですが、上の3冊を読んだあとならきっと大丈夫。「ああ、あの本で言ってたことを体系的にするとこうなるのかあ」と確認しながら読み進めることができると思います。
注目すべきは第二部の「考える技術」。
特に「白紙の主張を避ける」という部分は多くのアフィリエイターに刺さるでしょう。「私はこう主張する」「その理由は3つある」というよくある単純な「結論→理由」の形式では相手を”動かせない”理由。それが論理的に解明されています。
自分の思考や文章を批判的にみて、1段階上のステージへレベルアップさせたい。今のような薄い文章ではなく、濃い文章を書いてみたい。そう考えている向上心のある方はきっと満足できると思います。
引用:考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
SEOのおすすめ本
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
「本はちょっと得意じゃないんだけどSEOを学びたいんだよね」
という方にこれ以上ぴったりな本はあるでしょうか、いや、ありません。
潰れそうな温泉旅館「みやび屋」。
再興の鍵を握るのはWebサイト。
しかしみやび屋にいるのはWebサイトの知識がない若女将と、サイトを少しかじったくらいで頼りない弟。
そこに現れる筋骨隆々の天才マーケッター「ボーン」。
彼は救世主になるのか。
単純に読み物として面白くて、いつの間にかSEOの知識が付いている。入門書としてこれほどふさわしい本は珍しいです。
ストーリーの部分と、解説の部分(まとめ)に別れているので、手っ取り早く知識だけ吸収したいという時でもちゃんと情報にストレートにアクセスできるようになっています。
公式サイトで無料公開されているので、ここで内容をみてから購入を考えてみるのも十分ありですね。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
ボーン「温泉が心地いい、料理が美味い、ゆったりとした時間を過ごせる・・・。
そういったことは、どの旅館にもいえることだ。
あらためて、このコンテンツ内のみやび屋の解説を見てみろ。
このコンテンツからは、みやび屋の具体的なUSPが伝わってこない。
これではみやび屋が選ばれる理由がない。」
引用:沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
※USP=Unique Selling Proposition=競合にはない強み
ちなみに「ファスト&スロー」などの名著の内容も噛み砕いて説明されているので、一石二鳥…いや一石十鳥くらいのかなりお得な本です。
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
「SEOの知識を包括的に学びたい」
「ライティングのスキルも一緒に学びたい」
という方にはこの本がピッタリです。
5つの章で構成されていて、
①SEOに強い!Webライティングの基礎知識
②集客力のあるWebサイト構築〜キーワード選定とコンテンツ企画〜
③コンテンツマーケティング時代の文章術〜ロジカルライティング〜
④一瞬で引き付ける!キャッチコピー ライティング
⑤成約率をあげるための売れる文章術〜エモーショナルライティング〜
というように、SEOからマーケティング、ライティングまでが一気に学べます。
これだけ手を出していると流石に内容の薄さが気になる箇所もありますが、その分「扱う知識の広さ」はかなりのもので、総復習にはもってこいです。
また、地味(?)にありがたいのは「目次がとてもわかりやすい」点です。何が書いてあるのかが一目でみて理解できるので、読み返しでよくある「あの説明どこに書いてあったっけ…」とページを無駄にパラパラめくる手間が無くなります。目次の書き方はブログの小見出しの参考にもできますね。
アフィリエイトブログを運営する時に辞書のような存在として机の片隅に置いておくときっと助けになる。そんな良書です。
メーカーや売り手がどんなに大きな声で「この商品は、素晴らしい」と連呼しても、お客様が語る「素晴らしい」の言葉のパワーにはかないません。私たちは、売り手の言葉よりも、お客様の声、購入者の感想を信じます。
引用:SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
自分の感想だけじゃなく他の人の口コミも同時に入れて複数の視点から商品の感想を述べた記事にすると読者の心を動かしやすいですよね。
デザインのおすすめ本
なるほどデザイン
「デザインを学ぶ本」というよりは「デザインを楽しむ本」といったところでしょうか。
体系的にデザインを学びたい方にはお勧めできませんが、「なんかデザインって面白そうだよね」と思っている方はデザイン学習への意欲がますます湧いてくる本です。
デザインと銘打ってありますが、読み進めていけば「文章」や「プレゼン」などでも使える思考法が書いてあることがわかります。
たとえば文中で「デザイナーの7つ道具」というトピックがあって「どちらが大事なのかをデザインであらわす」という考え方が紹介されています。
要約するとこんな感じ↓
この考え方ってデザインに限ったことじゃなくて、文章やプレゼンにも同じことが言えますよね。たとえば重要な情報はなるべく序文や冒頭に入れるべきですし、「言わなくても良い情報」は削って、文章を洗練させるべきです。つまりこの本でわかるのはデザインの”技術”というよりも「デザイン思考」であると言えばいいでしょうか。
物事をわかりやすく伝える。
それは文章においてもデザインにおいても同じく重要な考え方です。人に物事を伝える際に必要な視点を学べる良本なので、ぜひ手に取ってみてください。
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全てを伝えようとするデザインは、結局のところ、何も伝わらないデザインにしかなり得ない。
引用:なるほどデザイン
ノンデザイナーズデザインブック
自分のサイトや他の人のページを見てなんとなく「読みにくいな」と感じることはできる。でも「どう直したら解決するか」ははっきりわからない。
もしそういう状況であれば、この本は一度目を通しておきましょう。
デザインには一番大きなルールが4つあるのですが、それらはデザイナーをやっていないとしても覚えておきたいルールです。文章のレイアウトや、挿入する画像の見た目、資料内の情報のバランスや、サイト全体の整合性が、以下の4つを覚えるだけで格段によくなるでしょう。
キーワードは「近接・整列・反復・コントラスト」。このワードを聞いて内容がすぐ浮かばなかった方は必ず読んでください。
だから、読者が性格な情報を確実に受け取れるようにするのは、あなたの責任になるのです。
引用:ノンデザイナーズデザインブック
デザイン本の良いところは「パッと見て効果がわかる点」です。感覚的に理解して、そのあと理論を説明されて納得できる。デザイン本は読み心地の良いものが多いですね。
アフィリエイトのおすすめ本
現役ASP役員が教える 本当に稼げるアフィリエイト アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UPするプロの技48
「ASPの視点からみた良質なアフィリエイター」などの部分は読んでおきたいですね。普段あまり公にはされていない情報なので、初めて知る情報は多いはず。
中身は「アフィリエイトのライティング法」の解説というより「アフィリエイトブログの手入れの仕方」とか「アフィリエイターとしての動き方」を解説している、といった方が良さそうです。
・ASPを味方につける方法
・広告主がアフィリエイターに求めること
・ASPの裏側を知る方法
など、読者を相手取った戦略よりも、
ASPと協力してアフィリエイトブログを運営していく戦略を知ることができます。(もちろんライティングの手法なども書いてありますが)
この後に紹介する「本気で稼げるアフィリエイトブログ」は読者目線で「良いアフィリエイトブログ」を語った本なので、今回の「本当に稼げるアフィリエイト」と一緒に読むことで「広告主・ASP・読者から求められるコンテンツ」を理解できます。
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このように、広告主側にはできない紹介の仕方を行ってくれる
アフィリエイターを、広告主は求めています。
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最終的には、ユーザーに第三者視点で紹介し、
購入や申し込みの後押しになることが大事です。
引用:現役ASP役員が教える 本当に稼げるアフィリエイト アクセス数・コンバージョン率が1.5倍UPするプロの技48
これを読んでafbのスタッフにもどんどんアプローチしていただければと思います。ASPを味方につければ、個人ではなかなか入手できない商品の特別素材をもらえたり商品の取材を調整してもらえたりと、動きに幅が生まれます。もちろん私たちライターに問い合わせをしていただければ、コンテンツの作り方やライティング法などの相談も承りますよ。
アフィリエイトブログの運営を快適にしていくために、ぜひ読んでください。
アフィリエイトで夢を叶えた元OLブロガーが教える 本気で稼げるアフィリエイトブログ 収益・集客が1.5倍UPするプロの技79
「濃い体験に根ざしたアフィリエイトの解説本を読みたい」ならこの本です。
「ブログのテーマの決め方」
「普段の生活から記事のネタを生み出す方法」
「ブログの分析法」
「ファンの作り方」
など、著者の実体験から導き出された成功ルートが、経験者の視点と実例を元に解説されています。
「SEOのおすすめ本」の部分で紹介した「SEOに強い Webライティング」はSEOのシステムから考えたブログの書き方を解説していましたが、こちらの「本気で稼げるアフィリエイトブログ」はシステム面というより「実際にアフィリエイトブログを運営する中でわかった必要な知識・技術」の解説です。
「SEOに強い Webライティング」では拾いきれなかった細かなニーズもしっかりと書かれているので、アフィリエイトブログを運営していくならきっと助けになってくれるでしょう。
そう考えれば、あの経験も無駄ではなかったわけです。自分の経験が人の役に立つことを実感できると、自分を肯定できるようになります。ブログをはじめて1番うれしかったことは、おそらくこれです。
引用:アフィリエイトで夢を叶えた元OLブロガーが教える 本気で稼げるアフィリエイトブログ 収益・集客が1.5倍UPするプロの技79
コピーライティングのおすすめ本
ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
今回紹介する中で一番分厚い本です。
読み終えるまでにかなり時間はかかるでしょうが、それでも読んでいただきたいです。なぜなら「誰でもコピーライターになれる本」だから。
コピーライティングにはセンスが必要だとよく勘違いされます。もちろん有名なコピーライターたちは類稀なる才能で人々の心をギュっと掴んで離さない文章を作ってきます。しかし、根底には理論が存在していることがほとんどです。
この「ザ・コピーライティング」という本は、それを解き明かしました。膨大な効果測定を元に「売れるキャッチコピー」の法則を導きだし、それを、誰でも使える形にして解説してくれています。「『心を動かす文章』の攻略本」があるとすれば、これがそれに当たるでしょう。いわば「凡才が天才に迫ることができる本」です。
引用:ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
コピーライティング系の本はかなり多いですが、ここまで詳細に分析して、手法を一般化させている本はおそらくありません。
解決は1行。
つい文章を長く書いてしまう。削った方がいいのはわかるけど、どこをどう削ればいいかわからない。
そんなあなたにはこの本です。
「解決は一行」は25種類の「削り方」を書いた本。「一行で心を掴む」ことを目的に、刺さる文章の作り方を解説しています。
記事の本文にいくらいいことが書いてあっても、そこまで読み進められなければ意味がありません。ではどうすればいいか。記事の冒頭でがっちり読者の心を掴んで「この先は何が書いてあるんだろう」と思わせるのです。
これは全ての「伝え方」に共通する課題です。たとえばハリウッドでは映画の企画が通るかどうかは一行で決まると言います。日々膨大な企画が生まれ、葬られていくハリウッドでは、どれだけ短時間で的確に伝えるかが求められるのです。
たとえばエイリアンなら「宇宙船を舞台にしてジョーズをつくろう」というひとことから始まったそう。聞いてすぐ絵が想像できるスマートなひとことですね。
情報の加速しつづける現代では人の目をとめさせる技術が必要不可欠。削る技術を学んで、他のアフィリエイトブログにはない力強さを身につけましょう。
どんな手法よりも、その態度こそが大切なのです。
引用:解決は1行。
書かれていることが同じでも、どう見せるかで読まれるか読まれないかが決まります。あなたの書いた良質なコンテンツを必要としている人に届けるためにこの本を読んで「削る技術」を磨きましょう。
まとめ 「読んで終わり」をやめるために
本は知識です。
知識は使って初めて技術になります。
本を読んで納得すること。そして知識を使って理解すること。
インプットとアウトプットの繰り返しで私たちは成長していくことができます。
本を読んで「あーいい本だった」と思って終わり。これは一番よろしくありません。
なので、今日から本を読んだら以下の3つの項目を埋めるようにまとめて、
アウトプットをする習慣をつけてみてください。
参考
Twitterはアウトプットに絶好の場。
本や記事を読んだら心に残った場所を「2W1H」形式で説明し、Twitterに投稿して反応をもらいましょう!#今日の2W1H
みたいにタグをつけて投稿するのもいいかもしれませんね。 pic.twitter.com/xLBxY1BsWj
— afbライターのコンテンツ作成講座 (@affib_writing) March 9, 2020
「#今日の2W1H」みたいなハッシュタグをつけてTwitterに投稿するのもアリです。
良い投稿があれば「afbライターのコンテンツ作成講座」で取り上げるかもしれません。
アウトプットは大勢の人に向かってするのが一番効果的。
つながりも増えて、知識も身について、一石二鳥です。
これからアフィリエイトは大きな波に幾度となく襲われるでしょう。
その度にあなたの支えになるのは「知識」です。
先人が遺した極上の知識を、吸収し、蓄え、扱い、
しっかりと自分の足で歩いていきましょう。
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