「リサーチってどのぐらいやればいいの?」
「リサーチばっかしてると記事が書けないんだけど…」
「どんなリサーチの方法があるの?」
リサーチに関してこういった悩みがある方も多いのではないでしょうか?
確かにリサーチと一言で言われても何をすれば良いのかよくわかりませんよね。
実際、僕も始めの頃は「リサーチって本当に重要なの?」と半信半疑で記事を書いていました。
結果、続けてみてわかりましたが、リサーチはみなさんが思っている以上に重要です。
リサーチ次第で稼げるか稼げないかが決まると言っても過言ではないでしょう。
この記事ではアフィリエイトで4年間継続して月100万以上稼ぎ続ける僕が、リサーチに関する疑問に答えていきます。
ぶんたさんとは? 肩書と実績
株式会社アフタースクール代表取締役。ブログ「いつまでもアフタースクール」を運営。
アフィリエイト開始から1年で月200万の収益を突破。以降、4年以上月100万円以上の収益を維持し、現在は企業サイトのSEOやオウンドメディアの運用なども手掛ける。
運営サイトは「ステップアップエンジニア」や「コアラの期間工体験ブログ」など複数。2019年東京高円寺にてブロガーが集うバー「ブロバー」を設立。LINE@では無料ブログ診断を実施中。
リサーチの重要性とは?
結論を言うと「リサーチが9割」です。
では、なぜリサーチがそれほどに重要なのか?
答えはSEOとアフィリエイトの仕組みにあります。
まず、SEOですが、はっきり言ってコンバージョンするキーワードで上位表示させなければ発生させることは難しいです。
ですので、記事を書く前に、自サイトのリソースで勝てるキーワードを見つけないといけません。
極端な話かもしれませんが、勝てるか勝てないかはここでほぼ決まります。
いくら良い記事を書いても、ドメインパワーが弱すぎたら上位表示させることもできません。
SEOにおける戦いは記事を書いてから始まるのではなく、その前のリサーチの段階から始まっているのです。
そして、アフィリエイトの仕組み上、ユーザーが訪れたサイト内でユーザーに商品を紹介し納得させる必要がありますね。
言ってみれば、アフィリエイトとはWEB上の営業マンになるのと同義。
営業マンであれば、商品の理解だけでなく、業界背景の把握、競合との比較事項などといった細かい知識が必要です。
ユーザーを納得させるためにも、リサーチしてしっかりと知識を付ける必要があります。
こうした背景から考えても、アフィリエイトのリサーチは特に重要なことがわかります。
リサーチの量次第で売上を上げれるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
一番最初にリサーチすべき3つのこと
とは言ったものの、
「一体何をリサーチすれば良いのかわからない…」
って方も多いかと思います。
そんな方は、まず以下の3つについてとことんリサーチしてみてください。
1.市場のリサーチ
2.ユーザーのリサーチ
3.競合リサーチ
それぞれのリサーチで押さえるべきポイントを挙げるとすると…
●どのくらいの市場規模なのか
●その業界内でどんな商品が流行っているのか
●どの程度の価格帯が相場なのか
●ユーザー属性(性別・年齢・興味関心など)
●ユーザーの悩み
●ユーザーのベネフィット(理想の未来)
●競合がどんな商材を売っているか
●競合がどんな訴求をしているか
●競合の強み・弱点はどれぞれ何か
もちろん上記以外にもたくさんありますが(リサーチに終わりはありません…!!!)、まずは上記にあげたものから調べてみてください。
リサーチ手法7選!具体的な方法と得られる内容を解説
「アフィリエイトはリサーチが大事なのはわかったけど、具体的に何をすればいいの?」
そんな方に向けて僕が実践している7つのリサーチ手法をあげてみました。
各種方法ごとに何を具体的に見て、実際に何を得られるのかも解説していきます。
1.商品LPからペルソナやキーワードをリサーチ
アフィリエイトを始める時にASPに載ってる情報は見ると思います。単価、成約条件、禁止事項などなど。
しかしそれだけで商品を選ぶべきではありません。
あなたは商品のLP(ランディングページ)は分析していますか?
例えば、競合と比べてLPが見づらかったり、購入フォームがわかりづらかったりすると、それだけで、ユーザーは離脱してしまいますね。
また、LPにはその商品を売りたいペルソナや、商品特有のキーワードなど大事な情報がゴロゴロと隠れています。
ペルソナなどの大事な情報は、自分の中の仮説だけで考えるのではなく、しっかりとLPを通して考えるのが大切です。
●どんなユーザーがその商品を欲しくなるのか
●その商品のペルソナはどんな人なのか
●ユーザーが求める理想の未来は何なのか
など、その商品が、「どんな状況のユーザーにとって必要なのか?」を可能な限り具体的に調べてみてください。
2.本を読んで基礎知識をリサーチ
見落としがちですが、本を読んでその業界や商品の基礎知識をリサーチするのも重要です。
記事を書いてく中で基礎知識がないと、全体的に情報の質が薄くなってしまいますね。
少し知識のある読者には「この人、全然わかってないな」と一発で見抜かれてしまうことも。
例えば、ダイエット商品の訴求であれば、健康や運動に関する理論をリサーチし、その商品がなぜ必要なのか?を説明できるまで理解を深めます。
本に限らず、業界の基礎知識をリサーチすることは競合と差をつけるためにも必須なので、ぜひやってみてください。
●Webサイトに掲載されている情報
●競合の広告やメディアの発信
なども情報収集には最適なので、注意して調べてください。
3.競合サイトや記事を分析してリサーチ
アフィリエイトのリサーチをしていく中で、必ず行って欲しいのが、競合サイトの分析、リサーチです。
狙ったジャンル、キーワードで上位表示するためにも、既に検索エンジンで上位表示されているサイトや記事から、要素を分析する必要があります。
競合分析するべき具体的な項目は、大きく2つ。
1.外部対策
2.内部対策
それぞれ簡単に解説していきます。
競合分析①:外部対策リサーチ
そもそもSEOで上位表示させるためには、
1.外部対策
2.内部対策
これら2つの施策を強化していく必要があります。
外部対策による評価というのは、その記事がオンライン上でどれだけ注目されているか?の指標だと思ってください。
例えば、
●どれくらいのユーザーから紹介されているか
●いかに権威のあるサイトから注目されているか
●SNSなどによる注目度が高いか
などによって判断されます。
こういった要素を競合サイトから分析し、競合を上回る外部対策を行うことで、上位表示の可能性が高まります。
そして、外部対策を行う上で特に重要なのが、被リンクです。
被リンクは、外部サイトから自サイトに送られているリンクのことを言います。
被リンクはahrefsといったツールを使って分析できるので興味がある方はぜひ調べてみてください。
●競合サイトの基本状況
●競合サイトの被リンク分析
●競合サイトの内部リンク分析
●競合サイトの主要記事分析
●競合サイトの狙っているキーワード抽出
といった情報も分析できる便利ツールです。
本格的にアフィリエイトをするなら導入しておくといいでしょう。
競合分析②:内部対策のリサーチ
内部対策というのは、自分のサイト内で行うSEO対策です。
競合記事がどういった内部対策を行っているかリサーチすることで、それらの施策を真似ることができます。
例えば、「痩せたい」というキーワードで検索し、上位表示をとっている記事を見たときに、「生活習慣の改善方法」の内容が書かれているとします。
その場合、「痩せたいと検索するユーザーは生活習慣について知りたがっている」とGoogleが認識しているということになりますね。
つまり、これから新規で記事を書く際も、同じように生活習慣について解説すれば、上位表示される可能性が高まるというわけです。
さらにいうと、競合が網羅しきれていない要素を自サイトで解説することができれば、更にSEO評価が高まります。
「痩せたい」のキーワードの例だと、
●運動によって痩せる方法
●健康的な食生活による痩せる方法
●サプリの紹介
などの内容も追加で書けば、更にユーザーに喜ばれるページが出来上がりますよね。
競合リサーチするときは、「同質化をとりつつ、更に勝る内容を書く」ということを意識すると上位表示されやすくなりますよ。
上記以外にも、サイトの構造、カテゴリの設計、内部リンクの配置なども内部対策で重要な施策です。
様々な側面から競合サイトを分析し、参考にしていきましょう。
4.yahoo知恵袋などのQ&Aサイトからリサーチ
yahoo知恵袋などのQ&Aサイトからは、ユーザーの持つ悩みをリサーチすることができます。
特に、yahoo知恵袋は匿名で悩み相談できるので、ユーザーの本音が紛れてることが多いです。
例えば、美容系の商品をアフィリエイトしようと思ったら、「肌荒れ 辛い」などのキーワードで検索すると、悩みが出てきます。
引用:大手掲示板
実際に記事を書く時も、yahoo知恵袋で悩み投稿をした人に向けて書いていけば、より心に刺さる記事が完成します。
逆に悩みをリサーチせずに想像だけで書くと、記事に臨場感が生まれず薄い内容になりがち。
こういったリアルな悩みをリサーチすることで、商品をどのように訴求すれば良いか?を考えることができますね。
アフィリエイトは、あくまで読者の悩みを解決することが仕事です。
悩みを把握せずに解決するなんて無理ですよね。
yahoo知恵袋に限らず様々なサイトから悩みをリサーチしていってください。
5.TwitterなどのSNSからリサーチ
TwitterなどのSNSからも、アフィリエイトに必要な情報をリサーチ出来ます。
具体的には、以下の2点に注目すると良いでしょう。
1.ペルソナの持っている悩みや不安
2.商品自体の口コミや体験談
SNSもyahoo知恵袋と同様、本音が紛れていることが多いので、よりユーザーの心に刺さる内容をリサーチできます。
また、商品自体の口コミや体験談をリサーチするのも効果的です。
アフィリエイトする商品が決まったら、キーワードを検索して実際に使用したユーザーの声がないか調べてみてください。
また、SNSでリサーチしたユーザーの生の声は、商品の訴求記事にも活かすことが出来ます。
実際、オンラインで商品を購入する際、約80%のユーザーが口コミを確認してから購買に至ることがわかっています。
第3者の声があるだけで、読者にとっても「この商品は大丈夫そうだ!」という安心感に繋がり、より成約率が上がっていくわけです。
SNSはリアルタイム性が強いので、市場の成長を掴む際にも効果的です。
6.クラウドソーシングのアンケートなどでユーザーの声をリサーチ
多少のコストがかかりますが、クラウドソーシングのアンケート等でリサーチする方法もあります。
単価を決めて(1件30円など)アンケートを募集し、その回答を読んで商品訴求に役立てる…といったイメージですね。
例えばダイエット商品だったら「痩せたい20代女子限定!アンケート募集」といった感じで募集すると、該当者による悩みや商品に対する本音を獲得することが出来ます。
アフィリエイトをする時に重要なのは、いかにユーザーの心に刺さる記事を書くことができるか?です。
ユーザーの共感を掴んで、「欲しい!」と思わせることができれば、成約率も上がっていきます。
多少資金力のある方限定ですが、クラウドソーシングで募集する生の声を活用するというのは、あまりやってる方も多くないのでぜひ実装してみてください。
7.実際の経験者にインタビューしたり自分が体験してリサーチ
自らアフィリエイト商品を使ってみることで、その体験からリサーチするのも良いでしょう。
実際に商品を使っているか、いないかによって、ライティングの具体性や悩みの洗い出しも変わってきます。
一切興味のない商品を紹介しているアフィリエイターもいますが、そういった人の記事は内容が薄っぺらかったり、論理が破綻してることも多いですね。
逆に商品を心からおすすめして紹介しているアフィリエイターの記事は、信憑性が高く、臨場感が高く心に刺さりやすかったりします。
なので、もし長期的にアフィリエイトで稼いでいきたいなら、自分自身で体験してリサーチするのは必須でしょう。
もし、自分で体験するのが難しかったら、実際に体験したユーザーにインタビューするのも良いですね。
リサーチもオンライン上で完結させるのではなく、直接雑談しながら手間をかけることによって、より成約率の高い記事をかけるようになると思いますよ!
参考までに僕のサイトで、過去インタビューを実施した記事を掲載しておきます。
「【SESって本当に闇?】悪いのは企業だけじゃない!?現役エンジニアに聞いた噂の真相とは?」
エンジニア転職サイト「ステップアップエンジニア」より
「【受講生が解説】DMM WEBCAMPの評判を本音で切る!未経験から本当にエンジニアになれる?」
ブログ「いつまでもアフタースクール」にて、実際の体験者に執筆頂いた記事。
【結論】リサーチってどのぐらいやればいいの?
以上、アフィリエイトのリサーチについて解説しました。
アフィリエイトにおいて「リサーチが9割」という鉄則自体は変わりません。
ただ、リサーチは始めるとキリがありませんし、上記のリサーチを行っているだけでは中々記事執筆までいかずやきもきするかと思います。
そんな時は、「目の前の人が知りたい内容を、自分の言葉で説明できるか?」を意識するといいでしょう。
何度も言いますが、アフィリエイトはWEB上の営業マンです。
お客様の課題に関してしっかり解説できる営業マンになるまで、リサーチをしてみてください。
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