WordPressは、ワンクリックでサイトのデザインを変更できる「テーマ」が充実しています。
しかし、数千にもおよぶテーマの中から、あなたのサイトにぴったり合うテーマを見つけるのは大変ですよね。
無料で提供されている公式テーマだけでも、使用性やデザインに優れているものが多いです。
ただ、SEO対策や収益化を重視した場合に、無料テーマではやはり物足りない印象があります。
アフィリエイトやビジネスの成果を最大化させたいなら、「有料テーマ」を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
今回は、有料テーマを使うメリットと、購入前に注目すべき7つのポイントを解説します。
また、講座の後半ではアフィリエイト学校が厳選した「おすすめ有料テーマ」をご紹介しています。
どんなテーマを選んだら良いか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
有料テーマを使うメリット
無料テーマは気軽にデザインを着せ替えできますが、有料テーマとなるとそうはいきません。
無料テーマがたくさんある中で、わざわざお金を払うことに意味があるのでしょうか?
ここで、一般的な有料テーマのメリットとデメリットを整理しておきましょう。
・高額なコストがかかる
※あくまで一般的な有料テーマの特徴となります。
有料テーマの費用は1万円前後が一般的です。
この高額なコストはやはり大きなネックになりますよね。
また、たとえ高性能なテーマを手に入れたとしても、コンテンツの価値が低ければ効果はありません。
一方、コンテンツが充実したサイトであれば、有料テーマのメリットを最大限活かせるでしょう。
購入前に注目すべき7つのポイント
有料テーマもまた多くの開発者によって販売されており、それぞれスペックにバラつきがあります。
高額な費用がかかるため、テーマのスペックは慎重に見極める必要があります。
そこで、有料テーマの購入前に注目すべき7つのポイントを解説したいと思います。
① SEO対策
有料テーマを選ぶうえで、最も大切なのが「SEO対策」です。
一口にSEO対策と言っても、様々なアプローチがあります。
そのため、テーマを選ぶ際には比較しやすいポイントでもあります。
ここで、一般的な有料テーマで採用されているSEO対策をご紹介しましょう。
上記のようなSEO対策は無料テーマの場合、プラグインを複数導入しなければ利用できないものです。
一方、有料テーマには最初から十分なSEO対策が備わっていることがほとんどです。
② 可読性に配慮したデザイン
有料テーマのデザインやレイアウトも様々です。
中にはプロのデザイナーが設計しているテーマもあり、インストールするだけで企業サイト並みのサイトのオーナーになれます。
しかし、いくら「カッコイイ」「かわいい」からと言って、「見やすさ」「読みやすさ」に配慮がないコンテンツは、読者がすぐに離れてしまいます。
回遊率や滞在時間を伸ばすには、可読性に配慮したデザインのテーマを選びましょう。
また、どうしても外せないのはレスポンシブウェブデザインです。
昨今では、スマホやタブレットからのアクセスを想定したサイト設計が必要不可欠です。
有料テーマを購入する前に、デモページを各種デバイスで表示してみるなどして使用感をチェックしておきましょう。
③ アクションを促す広告エリア
アフィリエイト目的で有料テーマを選ぶなら「広告エリア」に注目しましょう。
広告エリアの良し悪しは、収益化やCTRを大きく左右します。
また、アフィリエイトに特化したテーマだと、成果を最大化させるための様々な工夫が施されています。
例えば、以下のような施策です。
各テーマのデモページでどのように広告を配置できるか確認できます。
アフィリエイターの方は必ず広告エリアや、各種機能の有無をチェックしてみましょう。
④ 標準搭載されている拡張機能
WordPressのプラグインはとても便利ですが、数が増えてくれると容量の負担が増えてしまいます。
そのため、表示速度の遅延やエラーの発生の原因になります。
有料テーマには、プラグインをインストールしなくても便利な機能が備わっている場合があります。
例えば以下のような機能が一般的です。
パンくずリストや関連記事などの内部リンクは、ユーザビリティやクローラビリティを最適化します。
また、ボタンや吹き出しといった投稿エディタを強化する機能もあり、より本格的な記事を作成したいユーザーにオススメです。
⑤ 日本語対応
テーマの設定やカスタマイズの際には、日本語に対応しているテーマのほうが扱いやすいです。
高性能なテーマほど設定項目がたくさんあるため、日本語非対応の場合には初期設定が困難になります。
また、サイト設計やSEOに関する重要な項目は、慎重に操作する必要があります。
そのため、なるべく日本語対応のテーマを選ばれたほうが設定ミスを防げるでしょう。
また、日本語で問い合わせできるサポート環境であれば、万が一エラーが発生した時にも、即座に対応することができます。
日本人ユーザーの多いテーマなら、設定方法や不具合の対処方法等がネット上に出回っている場合もあります。
⑥ 初心者にも使いやすい
有料テーマは敷居が高いと感じるWordPressビギナーもいらっしゃるかと思います。
しかし、有料テーマの多くは初心者にも優しく設計されています。
テーマによっては、難度の高いカスタマイズが初心者でも直感的に操作できるよう配慮されています。
また、プラグインの機能が搭載されたテーマは、各種機能を一括で管理できるのが魅力です。
テーマ・プラグインともに設定が難しいという方は、いっそ一つに完成された有料テーマを選んでみると良いかもしれません。
⑦ 自由なカスタマイズ性
同じテーマを使用しているサイトは、デザインやレイアウトが似てしまう可能性が高いです。
そのため、テーマの「自由なカスタマイズ性」は、サイトの個性を出すための重要なポイントです。
あえてシンプルに設計された「ユーザーのカスタマイズありきのテーマ」も意外と人気が高かったりします。
【日本語対応】WordPress有料テーマ おすすめ10選
この講座の前半では、有料テーマを購入する前の注目すべき7つポイントをご紹介しました。
しかし、数多く販売されている中から、あなたのサイトにピッタリのテーマを探し当てるのは難しいでしょう。
そこで、講座の後半では、アフィリエイト学校がおすすめする有料テーマをご紹介したいと思います。
7つのポイントを満たしていて、多くのWordPressユーザーに利用されているテーマを10つに厳選してみました。
【THE THOR】カスタマイズ不要の完成されたテーマ
「とにかくハイスペックなテーマが欲しい!」という方にオススメなのが「THE THOR」です。
SEO対策から収益化の施策まで、アフィリエイターが欲しい要素はすべて詰まっています。
中でも特筆すべきは、デザインの多様性です。
1テーマにつき7タイプのデザインを選択でき、何回でも着せ替えできます。
下記の「デモ一覧」でご覧いただけるように、動きのあるタイトル画像を大胆に配したデザインから、自然な広告エリアを備えたアフィリエイト特化型のデザインまで、THE THORはユーザーの多様なニーズに応えます。
また、「カスタマイザー」を使えば、CSSの知識が無くてもクリック操作だけで自由にデザインを変更することが可能です。
デザインのカスタマイズが苦手なユーザーにオススメのテーマです。
・記事単位の「title」「meta description」「meta robot」設定
・カテゴリ・タグページの「title」「meta description」「meta robot」設定
・パンくずリスト
・AMP対応:モバイルサイト高速表示
・CTAエリア
・ランキング作成
・ランディングページ作成
・カスタマイズが面倒くさい
・アフィリエイトに強いテーマがほしい
・ランキング(比較)サイトを運営したい
・SEO対策プラグインを削減したい
・販売価格: 14,800円
・デモ一覧
【DIVER】ハイクオリティーなコンテンツ作成に
「DIVER」はデザインとエディター機能に優れている有料テーマです。
トップ画面の迫力満点のタイトル映像は、読者のハートを掴んで離しません。
また、DIVER独自の「入力補助」機能によって誰でも本格的なコンテンツを作成できます。
「横棒グラフ」や「吹き出し」、「レビュー星」等は記事の訴求力を高めてくれるでしょう。
記事の作成や装飾が苦手・・・という方にぜひ試してもらいたいテーマです。
・AMP対応:モバイルサイト高速表示
・リッチスニペット対応
・CTAエリア
・アピールブロック:スクロールに追従する広告ブロック
・ランディングページ作成
・カテゴリーページの編集
・ランキング作成
・スマートフォン表示でフッターに固定メニュー
・ファーストビューに動画挿入
・メールサポート対応
・本格的な記事を作りたい
・エディター機能を強化したい
・ランキング(比較)サイトを運営したい
・販売価格: 17,980円
【WING(AFFINGER5)】コンテンツの存在感が際立つテーマ
読者に効率よくコンテンツを巡回してもらうためには、内部リンクが最適化されたテーマが有効です。
「WING」に埋め込まれた多彩な内部リンクは、回遊率や滞在時間の向上に良い影響を与えます。
例えば、「ヘッダーカード」や「カテゴリー別のスライドショー」は人気投稿や関連記事の表示に便利です。
特にタイトル下に設置できるヘッダーカードは、トップページに訪れた読者の興味を存分にかき立てます。
また、アフィリエイターの悩みの一つが「広告画像の作成」です。
WINGを導入すれば、背景画像とテキストを指定するだけでバナー広告を作成してくれます。
そのため、「広告の作成が苦手」「すぐにアフィリエイトを始めたい」というユーザーにもオススメです。
・広告バナーの作成
・ランキング作成
・ヘッダーカード:タイトル下のコンテンツ表示
・カテゴリー別スライドショーの作成
・タブ切り替え可能なコンテンツ作成
・アフィリエイトをすぐに始めたい
・読者に自慢のコンテンツを見てもらいたい
・内部リンクが充実しているテーマがほしい
販売価格: 14,800円
【ストーク】モバイルサイトに強いテーマ
スマートフォンやタブレットの普及により、レスポンシブウェブデザインのニーズは年々高まっています。
モバイルサイトをメインとしたサイト運営をしたいなら「ストーク」がオススメです。
広告の配置が難しいモバイルサイトですが、ストークなら心配ありません。
スマホビューに最適化されたレイアウトは、CTRや可読性の向上を期待できるでしょう。
また、多彩な吹き出し機能や「思わず押したくなるボタン」など投稿作成に役立つショートコードが豊富です。
記事の装飾が苦手な人も、簡単操作で魅力的なコンテンツを作成できます。
・ランディングページ作成
・CTAエリア
・SNSボタン
・スライド型のヘッダーカード
・スマホユーザーをターゲットにしている
・広告配置が苦手
・販売価格: 10,800円
【SANGO】使いやすさを追求したシンプル設計
Googleが提唱しているマテリアルデザインをベースに作られた有料テーマです。
「見やすさ」と「居心地の良さ」をこだわり抜いたデザインは、広告を入れてもコンテンツへの集中を妨げません。
また、30種以上の見出しやボタン、ボックスが用意されており、コンテンツの作成に悩む心配はないでしょう。
さらにSNSフォローボックスや関連記事、人気記事ウィジットがデフォルトで搭載されているため、余計なカスタマイズやプラグインを削減できます。
デザインや広告の主張を抑え、コンテンツや利便性を重視したいユーザーにオススメです。
・記事単位のnoindex/nofollow設定
・レビュー用ボックスの作成
・CTAエリア
・Gutenbergに対応
・マテリアルデザイン採用
・Javascript不使用のアニメーション
・「見出し」や「ボタン」の豊富なデザイン
・SNSボタン
・関連記事の表示
・人気記事ウィジェット
・シンプルで使いやすいテーマがほしい
・テキストやリンクを自由に装飾したい
販売価格: 10,800円
【JIN(CrossPiece)】多彩な広告スタイルに対応できるテーマ
JINはアフィリエイト入門サイト「ひつじアフィリエイト」の執筆者、ひつじさんがプロデュースしているテーマです。
開発チームには有料テーマ「ATLAS」の製作者である赤石カズヤ氏をむかえ、まさにアフィリエイトとSEO対策の英知が凝縮されたテーマとなっています。
デフォルトのデザインだけでなく、複数のデザインから選択が可能です。
また、テーマのパーツ別に自在なカスタマイズができ、WordPressビギナーでも簡単にレイアウトを調整できます。
さらに、CTAエリアの設置やインフィード広告、CVボタンの作成ができるなど、読者にアクションを促す広告ツールが充実しています。
会話文を挿入できる「吹き出し」や、豊富なデザインから選べる「見出し」等、コンテンツの質を高めるエディター機能も優れています。
・CTAエリア
・ランキング作成
・インフィード広告対応
・独自のCVボタン
・豊富な見出しデザイン
・吹き出しの挿入
・多様な広告パターンに対応しているテーマがほしい
・販売価格:14,800円
・デモ一覧
【Emanon-Pro】成果へ導く工夫を凝らしたテーマ
「Emanon-Pro」は最適化されたSEO内部対策と、見込み客を逃がさない広告ツールが魅力的です。
構造化データマークアップされたパンくずリストは検索エンジンの評価にも良い影響を与えます。
また、SNSボタンが標準搭載されておりを検索結果以外の集客も期待できるでしょう。
さらに、読者のアクションを促すCTAやランディングページに「Contact Form 7」を設置することができます。
これらを上手に連携させれば、アクション数や成果をより拡大できるでしょう。
商品の購入フォームや資料請求などに便利です。 ※「Contact Form 7」はお問い合わせフォームを作成できるWordPressの無料プラグインです。
・記事別の「meta keywords」「meta description」設定
・CTAエリア
・ランディングページ作成
・「Contact Form 7」との連携
・SNSボタン
・収益化に強いテーマを探している
・本格的なランディングページを作成したい
・販売価格: 9,800円
【ALBATROS】スマホユーザーのアクセスアップに
ALBATROSは、モバイルファーストで設計されたWordPressテーマです。
トップ画面に表示される「スライドショー」は、任意のコンテンツへ読者を誘導します。
多くの読者に見てもらいたいコンテンツや、アーカイブに埋もれてしまった記事のアクセスアップに有効です。
また、高品質な記事作成をサポートするショートコードが充実しており、投稿のみならずランディングページにも応用できます。
スマホユーザーを中心に、集客や収益化を成功させたい方にオススメです。
・CTAエリア
・ランディングページ
・SNSボタン
・トップページにスライドショー設置
・スマホユーザーをターゲットにしたい
・内部回遊率を上げたい
・販売価格: 7,980円
【Seal】クリック操作だけで本格ビジネスサイトが完成
Sealは初心者でも簡単にビジネスサイトが作成できるテーマです。
「お知らせメニュー」や「店舗集客用メニュー」等の独自のヘッダー機能を搭載しています。
また、CTAエリアをヘッダーに挿入できるのも「Seal」の特徴です。
そのため、ファーストビューの段階で商品やサービスを印象付けることができます。
他にも、クリック操作によるカスタマイズや豊富なショートコードなど、WordPressビギナーにとって嬉しい機能が満載です。
・CTAエリア
・ランディングページ作成
・ヘッダーへのCTAボタンの設置
・マテリアルデザイン対応
・SNSボタン
・自社製品やサービスを紹介するサイトを作りたい
・クリック操作だけでカスタマイズしたい
・販売価格:21,600円
【ハミングバード】有料テーマのエントリーに
「ハミングバード」のアニメーション効果は、コンテンツの存在感を高めます。
触れずにはいられないサムネイルやボタンのさり気ない動作は、クリック率やCVRの向上にも有効です。
スマホユーザーに優しいレスポンシブウェブデザインに対応し、モバイルサイトに適した広告配置を実現できます。
また、豊富なショートコードによってワンランク上のコンテンツやランディングページの作成にも適しています。
価格がお手頃なので有料テーマに初めてチャレンジしたい方にもオススメです。
・ランディングページ作成
・CTAエリア
・SNSボタン
・スライドショーの設置
・動きのあるサイトを作りたい
・スマホユーザーをターゲットにしたい
・コストパフォーマンス重視
・販売価格: 7,980円
高性能なテーマを無料で手に入れる方法
この講座ではSEOやアフィリエイトに強い有料テーマをご紹介してきました。
しかし、有料テーマの高額な値段設定には、やはり気後れされる方も多いと思います。
有料テーマには適いませんが、デザイン性やSEO対策に優れた無料テーマを見つけることもできます。
ただし、数千にもおよぶ無料テーマの中から、高性能なテーマを探り当てるのは難しいでしょう。
そこで、以下の講座では「おすすめの無料テーマ」をご紹介しています。
・【WordPress】おすすめ無料テーマ9選&アクセスアップに繋がるテーマ選びのコツ
有料テーマをご検討の方も、サイトの目的や規模によって「無料で十分」という場合もあるかもしれません。
ぜひ、参考にしてみてください。
WordPressサイトのテーマを調べる方法
インターネットで素敵なデザインのサイトに出会ったことはありませんか?
もしも、そのサイトがWordPressで作られているなら、同じテーマを使ってみたいですよね。
以下の講座では、気になるサイトのテーマを調べる方法をレクチャーしています。
この方法は、競合サイトの調査にも便利です。
・【WordPress】気になるサイトのテーマを調べる3つのメソッド【競合調査】
「有料テーマの選び方」のおさらい
・日本語サポートに対応しているテーマを選ぼう
・「見やすさ」にこだわったデザインがベスト
・SEO対策に強いテーマを選ぼう
・CTAエリアやランディングページ等、アフィリエイトに活用できるテーマがおすすめ
関連記事
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