テキスト広告とは、テキストのみで構成されるWEB広告。WEBページ内のスペースに、商品やサービスのキャッチコピー・説明文などを載せ、それらのテキストから広告主のWEBサイトへリンクさせる。
テキスト広告の特徴
テキスト広告は、一般に次の要素で構成されます。
・タイトル
・1~2文程度のキャッチコピーや説明
・広告主のWEBサイトURL・企業名
タイトルをクリックすると、リンクによって広告主のLPに導かれます。
バナー広告との違い
テキスト広告は、画像やアニメーションを使わずに、文字情報だけで商品を訴求する点が、
バナー広告と違います。
文字だけ作成すれば良いので、安価でスピーディに配信できるのがメリットです。
そのため、最新情報をいち早く配信したいときなどには最適な広告手法と言えます。
その反面、視覚情報をフルに使うことができないので、商品の魅力を伝える印象的なコピーや的確な紹介文が必要になります。
テキスト広告作成の秘訣
テキスト広告は、一見のインパクトではバナー広告に負けてしまいます。
ユーザーの目を引きにくい分、文面をしっかり工夫することが重要です。
ここからは、うまくテキスト広告を作成するために、どのようなことに注意するべきか紹介していきたいと思います。
ペルソナを意識する
テキスト広告では、ペルソナをより具体的に意識するようにしましょう。
ペルソナとはサービス・商品の典型的なユーザー像のことです。
まず商品・サービスを訴求したいユーザーの人物像を細かく絞り込みます。
訴求したい商品・サービスは男性向けですか?女性向けですか?
どういう悩みを抱えている人、どういう生活パターンの人にマッチしますか?
このような要素を組み合わせ、訴求したいユーザー像をイメージし、
ターゲットに刺さる言葉選びを意識しましょう。
テキスト広告は手軽に作成できるので、ペルソナを意識した広告文を複数のパターン用意することもおすすめです。
それぞれの効果を測定・比較することで、最適なコピーを追求していくことができます。
情報は具体的に、言葉は簡潔に
紹介する商品・サービスの情報には具体性が必要です。
限られた字数の中で、情報を簡潔に伝えられるよう言葉選びを意識しましょう。
伝える情報については、以下の例を参考にするといいでしょう。
・商品に関する数字
「具体性」と「簡潔さ」、両立への近道は、数字を使うことです。
値段はもちろん、「薬用成分〇%配合」、「〇年連続売上No.1」といった情報も目を引き、商品・サービスの魅力を十分に伝えます。
・ユーザーが得られるメリット
同じ化粧水でも、「ニキビ予防」なのか、「シミ・くすみ対策」なのか、はたまた「肌のトーンアップを図るもの」なのかで、それぞれ訴求ポイントが異なります。
類似商品と比べ、この商品・サービスを選ぶことによってどんなメリットがあるのか。
ユーザーはそこが一番知りたいのです。
・起こすべきアクション
そして広告を見たユーザーに取ってほしいアクションも明示しましょう。
商品購入や資料請求など、「広告のリンク先で何ができるのか」が分かれば、
広告のクリック率アップが期待できます。
広告文とLPの内容一致
テキスト広告はLPに導くためのものです。当然のことですが、LPの内容をしっかり踏まえたうえでテキスト広告を作成しましょう。
広告の最終目標はクリックではありません。商品購入や資料請求など、ユーザーのアクションです。
テキスト広告の言葉選びがエスカレートしすぎ、誇大広告や虚偽広告になってしまったら本末転倒。
LPに訪れたユーザーに、「テキスト広告から期待した商品と違う」と思わせてしまうと、アクションどころか広告主のイメージまで悪化させてしまう危険性もあるのです。
LPの内容と広告文の一致には、常に気を配りましょう。
「テキスト広告」のおさらい
・テキスト広告は文字情報だけで商品・サービスの訴求を行い、WEBページへ誘導する広告手法。
・テキスト広告は手軽に作成できるので、スピード感が必要な情報発信に適している。
・テキスト広告は視覚情報を活用できないので、言葉選びの工夫が必要になる。
・テキスト広告の秘訣は「ペルソナ意識」、「商品情報の具体性と簡潔さ」、そして「LPと広告文の内容一致」である。
関連用語
・LP