Apacheとは、Webサーバーソフトウェア。つまりコンピューターをWebサーバーにするためのソフトです。言い方を変えれば、これがないとコンピューターはWebサーバーとして働いてくれません。
Webサーバーになれる条件
条件①:Apacheのようなソフトが入っていて起動中であること
条件②:固定のIPアドレスが割り当てられ常時インターネットに接続されていること
条件①:Apacheのようなソフトが入っていて起動中であること
サーバーは、他のコンピューターにサービスを提供するコンピューターのことです。
このサービスを提供する為のソフトウェアの一つがApacheなのです。
つまり、WebサーバーとはコンピューターとWebサーバーソフトウェアが合体した姿なのです。
そのWebサーバーソフトウェアの中でも無償でダウンロードでき、尚且つほとんどの動作環境で活躍できるのがApacheです。
条件②:固定のIPアドレスが割り当てられ常時インターネットに接続されていること
当たり前ですが、IPアドレスがコロコロ変わっていたら訪問者は困ってしまいます。IPアドレスが分からないとデータ通信ができないので、サイトに行くこともできません。
そして、インターネットにつながっていないことも同様です。
Apacheの役割(ミドルウェア)
Apacheのようなソフトのことを「ミドルウェア」と呼びます。
結論から簡単に言うと、Apacheは「OSと私たちを繋ぐ中間業者」です。
最初から順を追って説明していきます。
OSがない状態のパソコンは、個性のないただの機械です。
それをパソコンたらしめているのがOS。
※ここでは例としてWindowsさんに出てもらいました
このWindows(OS)というのは、パソコンがパソコンでいられる最低限の人格のようなものです。
そして、OSだけでは提供しきれないサービス(機能)を提供するのがアプリケーション。
この二つの間に立って動くのがミドルウェア…ここではApacheですね。
では、WebサーバーソフトウェアであるApacheは、OSとアプリケーションの間でいったい何をしているのでしょう?
実はApacheがいないとWebサイトのソースコードを「私たちが理解できる形」にすることができないのです。
それによって起こるのが「ソースコードがそのまま表示される」などの現象です。
そう、Apacheさんが間に入って「翻訳」してくれることによって、渡されるサイトデータが人に理解できる形になるのです。
原因は「Apacheが別のファイルを見てた」からだったんです~
私が作ったサイトのファイルはApacheに「翻訳」されていなかったんです~
他にもWebサーバーのお仕事はこんなものがあります。
●CMSの場合データベースサーバーとの間に入り応答する
●Webサイトにドメイン(URL)でアクセスできるようする
●閲覧者が間違ったリクエストを送った場合リクエストのやり直しを促す
「Apache」のおさらい
・Apacheは無料で使えるWebサーバーソフトウェア
・多彩な動作環境
・Apache(Webサーバーソフトウェア)がないとコンピューターはサーバーになれない
関連用語
・CMS
・PHP
・HTML
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