アドネットワーク(Ad Network)とは、不特定多数のWebサイトに一斉に広告を配信するシステムのこと。バナー広告や動画広告などをWebサイトに表示させることが出来ます。有名なアドネットワークはGoogle AdSenseやLINE Ads Platformなどです。
アドネットワークの成り立ち
アドネットワークは現代のインターネットでは当り前になった広告システムです。
アフィリエイターさんは「Google AdSense」に登録することが多いので、なんとなく知っている人が多いかと思います。
広告主がアドネットワークを所持している企業(GoogleAdSenseの場合はGoogle)に広告を出稿し、様々なメディアに表示させるのです。
なので、広告主はメディアに直接掲載の営業をする必要がなく、アドネットワーク運営会社だけに申請すれば大量のメディアに広告が掲載されます。
アドネットワークが出来る前、広告主は掲載先を見つけるのが大変でした。
理由はいくつかあります。
・広告主が掲載先を探すのには限界がある。
・値段交渉などの雑務が発生する。
・クリック率やCVRなどの詳細なデータが共有されない可能性がある。
このような理由から、Web広告は広告主とメディア双方に負担がかかるモノでした。
それを打開するべく、登場したのが「アドネットワーク」です。
登録すればあとは自動で広告を配信してくれるアドネットワークのおかげで、広告主とメディアの負担が大きく減り、手軽に広告を掲載できるようになりました。
アドネットワークのメリット・デメリット
先ほど簡単に説明しましたが、アドネットワークのメリットは下記の通りです。
・様々なメディアが広告を掲載することが出来るようになった。
・広告主自ら営業をかける必要がなくなった。
・ユーザーのクリック率やCVRなどの詳細なデータが分かるようになった。
一方で広告主が掲載先を選べなくなったことで生じるデメリットもあります。
それは、広告主が想定していないジャンルのメディアに掲載される可能性があることです。
また、複数のアドネットワーク事業者を利用する場合、広告の管理が複雑になります。なので、広告を大量に出稿している広告主は管理をおろそかにすると、どの媒体に広告を出したのか把握できなくなるので気をつけましょう。
・広告主が予期していないジャンルのメディアに掲載される恐れがある。
・複数のアドネットワーク運営会社に出稿すると管理が大変になる。
「アドネットワーク」のおさらい
・アドネットワークとは、不特定多数のWebサイトに一斉に広告を配信するシステムのこと。
・アドネットワークのメリットは、広告主とメディアの作業量が軽減されたこと。
・アドネットワークのデメリットは、広告主が掲載先のメディアを選べないこと。
関連用語