CPC(Cost Per Click)とは、広告を表示させ、その広告が1クリックされるまでにかかった費用のことです。1クリックは1アクセスになるので、「ウェブサイトに1回アクセスさせるためにかかった広告費」とも言えます。
余談ですが、医療用語としてもCPCは使われています。医療でのCPCの意味はこちらのサイトを参考にしてみてください。
CPCの計算方法
CPCの計算方法は非常にシンプルです。
広告費÷クリック数
この計算式でCPCは算出されます。
たとえば、広告費が100万円で3万8千回クリックされた場合、1,000,000÷38,000で、CPCは約26になります。
つまり、広告が1回クリックされるために26円かかったということですね。基本的にはCPCが低いほど、その広告は効果的となります。
CPCがわかるとどうなる?
CPCを求めることにより、1クリックあたりにいくら費用がかかったかを知ることができます。
しかし、CPCを計算して何の意味があるのでしょうか? すでに広告費は払っていますし、クリック数も出ています。意味のあるようには思えません。
CPCを求める意味はもちろんあります。
たとえば「費用対効果」がわかることです。
①広告費80万円 :クリック回数3万回
②広告費10万円 :クリック回数1万回
この2つの案件があったとします。
一見すると、2つのどちらが優れているかわかりません。クリック回数だけを見れば①のほうが優れていますし、費用だけを見れば②のほうが安上がりです。
こんな時にCPCを計算すると、2つの費用対効果がハッキリと算出されます。
①80万÷3万=27円
②10万÷1万=10円
このようにCPCを求めることによって、異なる案件でも費用対効果を比べることが可能になるのです。
CPCを求めることによって、「この広告はクリック回数は多いけどCPCが高すぎる」「こっちはクリック回数は少ないけどCPCが低いからこのまま継続しよう」など、今後の分析と判断に役立つことでしょう。
PPC・CPA・CPMの違い
CTR、CVR、CPA、CPMなど、Webマーケティング用語は同じような単語ばかり混乱してしまうかもしれません。
そこでこの項目では、CPCとよくセットで使われる「CPA・PPC・CPM」の違いを簡単に解説します。
CPA(Cost Per Action):1回の”コンバージョン”(CV)にかかった費用のこと。CPCは1回の”クリック”にかかった費用なので、言葉は似ていますが意味合いは異なります。
PPC(Pay Per Click):クリック課金型広告の総称。クリック課金型広告とは、1クリック10円などの単価を提示してある広告のこと。クリックされる度に課金されるのでクリック課金型広告と言われています。リスティング広告もクリック課金型広告の1つ。
「CPC」のおさらい
・CPCの計算方法は「広告費÷クリック数」
・CPCを求めることによって案件ごとの費用対効果がわかる
関連用語
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・CPC 【 Cost Per Click 】 クリック単価 / コストパークリック:e-Words
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