パーマリンクとは、Webページ毎に割り振られるURLを指します。個々の記事、投稿記事一覧やカテゴリーページへ繋がる「変えるべきではない」URLのことで、日本語では「固定リンク」とも呼ばれます。
URLの予備知識
まず、予備知識として簡単にURLについて説明します。
URLは「ネット上の住所」と良く例えられます。
例えばこのようなURL。
これは、『「www.afi-b.com」という名前のコンピューターの中にある「beginner」というディレクトリ(フォルダ)の「archives」というファイルの中を見てくるよ』という意味になります。
以上のことを踏まえて、「パーマリンク」について説明をします。
パーマリンクは原則「変わらない」
「パーマリンク」というのは、ブログやCMSで出てくる名称です。
Webサイトの各ページに割り振られるURLのことをそう呼びます。
サイトのカテゴリーページや投稿一覧ページにつながる「変えるべきではない」URLのことで、そうした理由から「perm(永続する/常置の)link」、日本語では「固定リンク」とも呼ばれます。
難しいことは考えず、簡単に「パーマリンク=サイトページ毎のURL」と覚えておいてください。
混同されがちなURL末尾
パーマリンクと混同されがちなURLの末尾には一応「スラッグ」という名称があります。
「スラッグ」という名称はWordPress上で使われている言葉で「ファイル名」と言い換えてもいいです。
URLの末尾は先述した通り「△△ファイルの中」という意味なので、記事(ファイル)が違えばここも変わってくるのは必然です。
なので、そこだけを指して「ここがパーマリンクである」というのは語弊があります。
パーマリンクをGoogle推奨の形にしてSEO対策
Search Consoleヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/76329?hl=ja&ref_topic=4617741
●英語(ローマ字)表記にする
●パーマリンクのスラッグ部分には検索キーワードを入れておく
●シンプルに短くする
●アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用する
1つずつ順に見ていきましょう。
英語(ローマ字)表記にする
残念ながら、パーマリンクは日本語に対応していないようです。
たまにこんな感じの『http://hogegoge.com/%E3%63%34%E5%2%98%E3・・・』凄く長いURLを見かけませんか?
実はそれが日本語を認識できないため起こってしまう弊害です。
そういったパーマリンクはツイッターやフェイスブックなどでシェアした時に、URLとして認識されないこともあります。
その理由から、パーマリンクのスラッグ部分は英語(ローマ字)表記が望ましいとされています。
?SEOに問題はあるのか
色々とネット上で情報が飛び交っていますが、Googleのジョン・ミューラー氏の発言によると『URLがユニークでも、Googlebotは英語と変わらず認識する』と言った内容の発言をしています。
つまり、日本語のURLでSEO的に困ることは殆んどないのかもしれません。
パーマリンクのスラッグ部分には検索キーワードを入れておく
パーマリンクのスラッグ部分には「検索上位にしたいキーワード」を入れるのがSEO対策に有効とされています。
これは、検索エンジンに「これは何のページなのか」というのを分かりやすく伝えることで、検索されたときに上位に上がりやすくしてもらう為です。
SEO対策の一つ、記事の中に「ターゲットキーワードを多く含ませる」というもののパーマリンク版ですね。
スラッグをシンプルに短くする
上記の理由とほぼ同じで、Search Consoleヘルプでも『過度に複雑なURLはクロールの際に問題が生じることがあります』と書かれています。
極力分かりやすく、短くシンプルにしましょう。
また、そういったURLの方がシェアされやすいという傾向もあるようです。
- アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用する
これは単純にGoogleが推奨しているからですね。
引用元:https://support.google.com/webmasters/answer/76329?hl=ja
このように、SEO対策としてやっておいて損はないパーマリンクの最適化ですが、すでに運営しているサイトのパーマリンクを変えることはオススメできません。
運営中に安易にパーマリンクを変更しない
説明せずとももう皆さんお分かりかと思いますが、運営中にパーマリンクを変えることは「サイトの住所が変わる」ということなので、以下の問題が起こります。
●他のページからのリンクが無効になる
●SNSによるシェア数が無効になる
●SEOの評価が無効になる
なので、パーマリンクは「運営を始める前」に設定をしてあげましょう。
仕方なく変える場合は、上記のような問題が起こることを加味して、パーマリンクの最適化を行ってください。
パーマリンクの設定方法については以下の講座を参考にしてください。
→【WordPress】パーマリンクの設定方法&注意すべき3つのポイント
「パーマリンク」のおさらい
・パーマリンクの最適化はしないよりはいい
・運営中のパーマリンク変更は慎重に
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