PHPとは、プログラミング言語の一つ。動作・処理に関してのプログラムを行うことができるプログラミング言語で、PHPが得意とするのはアプリケーション制作です。
Webページに動きを付けるプログラミング言語
HTMLとPHPの違いをざっくりいえば「外身と中身」といえます。
普段私たちが目にしているサイトのデザインやレイアウトなどが「HTML」や「CSS」で作られており、それに紐づいた動作や処理などを「PHP」や「JavaScript」で行います。
Webサービスで、ボタンを押すと何かしらのリアクションが返ってくるのは、この動きを付けるPHPのお陰なのです。
PHPが得意なのはWebアプリケーション
では具体的にPHPとはどのような場面で使われているのでしょうか。
PHPで作れるアプリケーションの例を挙げていきます。
●ショッピング
ネットを通じて商品の検索や注文を行うことができます
●バンキング
ネットを通じて預金残高の確認や振り込みを行うことができます。
●ブログ
記事をネットに投稿することができます。
●SNS
投稿や他ユーザーとのコミュニケーションをとることができます。
上の例でも分かるように、PHPが得意とする動作というのは「何かを頼んだ時に適切な返事が返ってくる」というようなものになります。
つまり、データの処理がPHPの主な仕事ということです。
JavaScriptとの違い
少しプログラミングの勉強をしたことがある方なら、必ず聞いたことがあるであろう「JavaScript」。
最初、大雑把にPHPと一括りにしましたが、正確にはお互い得意なことは違ってきます。
まず2つのスクリプトはそれぞれ動く場所が違うのです。
PHPの場合
PHPの場合はサーバサイドで動きます。
その為、PHPはデータベースにもアクセスができ、「データの処理」を行えるのです。
一方、JavaScriptはクライアント…つまり私たちが動かしているブラウザ側で動いています。
JavaScriptの場合
JavaScriptは、Webページを構成する全てのオブジェクトを操作できます。
どういうことかというと、分かりやすくJavaScriptで行える動作の例を挙げていきましょう。
●入力した内容が問題ないかチェック(入力必須が空欄の場合の指摘など)
●ポップアップウィンドウ(「データを削除しますよろしいですか」)
●メニューをプルダウンで表示(下記画像参照)
●画像の処理(スライドショーや拡大など)
●面白い動き(パララックス、フェードインなど様々な動き)
こういったいわゆる「ブラウザ上で完結する便利機能」というのがJavaScriptの得意とするものです。
「PHP」のおさらい
・PHPはWebページを動かす役割
・PHPはデータの処理が得意
・データの処理のPHP・便利機能のJavaScript
関連用語
・HTML
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