成果報酬とは、広告主が予め定めている成果をクリアした場合、報酬が支払われる報酬形態のことです。主に広告業界で使われており、ほとんどのアフィリエイト広告はこの支払い手法を取ってます。広告主が定めている成果は案件によって異なっているので注意が必要です。
アフィリエイトにおいての成果報酬
アフィリエイトは成果報酬型の広告手法です。
アフィリエイターさんはASPを経由し、広告主の商品などをWebサイトで紹介します。その紹介した商品が成果を上げた場合、ASPから報酬が支払われます。
広告主が定めている「成果」にも様々なものがあり。
・商品の購入
・サービスの契約
・無料体験
・長期契約
・見積もり依頼
など、案件によってバラバラです。
一番オーソドックスなのが、商品の購入でしょうか。
この場合は、合計金額の「10%」のように割合で定められた定率報酬と、1件購入が確認されたら「500円」のように報酬金額が定められている定額報酬の2つがあります。
・定額報酬
・定率報酬
どちらが優れているかは案件によって異なります。
高額商品の場合は「定率報酬」の方が良いときもありますし、数が売れる商品は「定額報酬」の方が安定します。
また、「定率報酬」は商品のまとめ買いなどにも対応できるので、応用が効くというメリットもあります。
このように成果報酬と言っても、様々な成果地点と報酬の種類があるので、アフィリエイターさんは案件を受理するまでに、ユーザーが何をしたら成果とみなされるのかを必ず確認するようにしましょう。
アフィリエイターさんにとっての成果報酬型
アフィリエイターさんにとって「成果報酬型」のメリットは、誰もが簡単に参入できる点です。
成果報酬型は文字通り成果が発生するまでは報酬が発生しません。ASPに登録している全てのアフィリエイターさんが商品を紹介することができます。
もし、これが成果報酬型ではなく「商品を紹介するだけで報酬が発生する」という形であったらどうでしょう? 恐らく既に影響力を持っているインフルエンサー以外には依頼が回ってこないと思います。
成果報酬型だからアフィリエイトは、誰もが参入できるサイドビジネスとして有名なのです。
広告主にとっての成果報酬型
広告主にとっても成果報酬型は大きなメリットがあります。
それは、成果が発生しなければ費用も発生しないことです。これは他の広告手法にはない大きなメリットです。
チラシなどで広告を行う場合は、成果が発生しなくても一律に費用がかかります。しかし、成果報酬型の場合は成果が発生した分だけ報酬を支払えば良いのです。
売上に対して一定割合で報酬を支払う成果報酬型の広告は費用対効果が非常に高いので、あまり広告費を捻出できない中小企業やベンチャー企業でも実行できる広告手法と言えます。
また、成果報酬型はWeb広告がほとんどなので、広告主は商品を購入したユーザーの詳細データを保持することが出来ます。これらの情報を累積させ、ビッグデータとして様々な局面でも活かすことが可能なのです。
ユーザーの動向を測定できるようになったネットだからこそ出来る広告手法とも言えます。
「成果報酬」のおさらい
・アフィリエイトの成果報酬は「定額報酬」と「定率報酬」の2つある
・成果報酬は費用対効果が高いことと詳細なデータが得られるメリットがある
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・成果報酬型広告:コトバンク