スパムメールとは、所謂「迷惑メール」というものです。郵便の不在通知を装ったり、クーポンを装ったり、形態はさまざまですが共通して言えるのは「受信者の意向を無視して一方的に送り付ける」ということ。
スパムメールにやってはいけないこと
返信・転送
どんなことが書かれていても、覚えのないメールには返信してはいけません。返信することでメールアドレスが悪用される恐れがあります。
URLをクリックする
架空請求がきたり、ウイルスに感染したりする恐れがあります。
お金を振り込む
スパムメールをクリックして料金を請求されても、お金を払う必要はありません。しっかりと手順を踏んだ契約でなければなんの効力もありません。
スパムメールはブラックリストへご案内
色んな所で横行しているスパムメールですが、誰も対策を講じていないわけではありません。
IPS(インターネットサービスプロバイダ)が、スパムメールをしているIPアドレスを見つけてはブラックリストに入れています。
しかし怖いのがこのブラックリスト、クリーンに活動していたつもりでもブラックリストに入れられてしまう可能性があります。
IPアドレスがブラックリストされる原因
ブラックリストに登録されないよう、スパムメールと判断されてしまう主な原因を知っておきましょう。
スパムトラップへ送信してしまった
スパムトラップ(またの名をハニーポット)とは、スパマーを特定・追跡するために用意された「誰にも使われていないメールアドレス」です。
「メールが送られてくるはずがないのに、何度もメールを送ってくるというのは悪質なスパムメールだろう?」ということですね。
スパムトラップには元からスパムトラップの「ピュアトラップ」と、元は誰かのアドレスだったものが使われなくなりスパムトラップとして転用された「リサイクルスパムトラップ」の二種類あります。
こうしたメールアドレスに何度も送ってしまうと、スパムメールと判断され、IPアドレスはブラックリストに追加されてしまいます。
応答のないメールアドレスへ何度も送る
こうしたことを繰り返されると、サーバー側から「リスト型攻撃をしている」と判別され、ブロックされる場合があります。
配信リストを常に「有効なメールアドレスのみ」の状態にしておくことで、こうしたリスクを回避することができます。
イタズラ・妨害を受けた
自社サイトのお問い合わせフォームが自動返信設定になっていると、よくないことを考える人もいます。
サイトのお問い合わせフォームから、無効なメールアドレスをひたすらに送り付けてくる迷惑行為です。
これの何が問題なのかというと、結果、送信側サーバーが「リスト攻撃をしている」と見なされてしまうのです。
▼これと同じ扱いになる
お問い合わせフォームの自動返信といえども、無効なアドレスに何度も送信し続けている行為は「リスト攻撃をしている」ことと同じなんです。
これを予防するために
・連続送信の制限をする
・reCAPTCHAでボットからの攻撃を防ぐ
といった対策が必要になってきます。
「スパムメール」のおさらい
・配信リストは定期的に整理しよう
・メール受信の許可をもらったアドレスを使おう
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