データベースとは、検索や更新などをしやすいように整理されたデータの集まりです。一般的にコンピューター上で管理するものをそう呼ぶことが多いですが、紙で管理されているものを指すこともあります。
身近にあるデータベース
データベースは、管理者側が管理しやすくするだけでなく、ユーザーが検索するときに情報を紐づけるのにも役立ちます。
例えば通販サイトで商品を検索すると、関連する商品が表示されます。
それは商品管理のデータベースと連動しているからできることなのです。
データベースの種類(データモデル)
階層型
データが画像のようなツリー構造で構成されているものです。
その特徴からデータを検索するときに1つのルートしか存在しないため、速度が非常に速いという利点があります。
▲ルートが一つだからすごく早い
しかし、常にルートが一つの為、重複したデータができてしまったり、データの削除や追加を行うとルートの再構築なども行わないといけなかったりと、柔軟性が低いことがデメリットに挙げられます。
▲黄色が2つある…?
ネットワーク型
ツリー構造のデメリット「重複した情報ができる」を解消するために網目構造になったものがこちら。
▲2つあった黄色、実は兼任だった
しかし、のちに登場する「リレーショナルデータベース」の方が利便性が高いため、使用されることが少なくなりました。
リレーショナル型
データを表形式で管理するものを「リレーショナルデータベース」と呼びます。またの名を関係型データベース。
現在、使われているほとんどのデータベースはこの「リレーショナルデータベース」です。
一般的にデータベースと言えばこの「リレーショナル型」のことを指します。
現在使われているほとんどが「リレーショナル型」ということもあり、データベースと言えば「リレーショナル型」と思って大丈夫です。
因みに、よくセットで目にする「MySQL」も「リレーショナルデータベース」に当たります。
ややこしいデータベースたち
データベースと一言で表現することが多いですが、これが意味するものは3種類あります。
●データベース
●データモデル
●データベースマネジメントシステム
とややこしいことに色々と種類があります。
この3つの関係を図にするとこんな感じ
データベースは「データを入れる箱」
データモデルは「データのまとめ方」
前述の「データベースの種類」で出てきたリレーショナルDBなどをこう呼びます。
データベースマネジメントシステム(DBMS)は「操作するリモコン」
データベースを動かすときにサポートしてくれます。
「データベース」のおさらい
・データベースはデータを整理する箱
・ユーザーが検索するのに必要
・管理者がデータを管理するのにも必要
・「データベースマネジメントシステム」はデータベースのリモコン
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