トップページを上位表示するペラページ構成のアフィリ手法
一昔前のアフィリエイトサイトはトップページを「ウォーターサーバー 比較」「婚活アプリ」「ファンデーション 人気」などのような何らかのキーワードで上位表示を目指し、集客し収益化する手法が普通でした。
要はウォーターサーバーの比較サイトを作り、トップページは様々なウォーターサーバーを比較したコンテンツがあり、下層ページに各社のレビュー記事や、ウォーターサーバーの選び方のようなコンテンツがあるようなサイトです。
ただ下層ページのコンテンツは少し内容が薄く、それらの下層ページが何らかのキーワードで上位表示されることはなく、下層ページの役割は「トップページから流入したユーザーが補足的に見るためのコンテンツ」という位置づけでした。
この手法は悪くはないですが、1つのキーワードで上位表示を目指しているだけに過ぎないので、上位表示後に順位を落とすと一気に収益性が落ちたり、上位表示するのに自作自演の被リンクを送るというGoogleが禁止している手法を用いなければなりませんでした。
そして、たった1つのキーワードで上位表示を達成できたからと言って、それほどアクセスを集めることはできません。
もちろん今でもこのようなサイトで収益化しているアフィリエイターも数少ないながらいるのですが、これからアフィリエイトをされる方や、新しいサイトを構築される場合は、リスクが高く、集客力の低い手法なのでオススメできません。
ではどのような方向性でアフィリエイトサイトを作っていくべきなのでしょうか?
なお、これからご紹介するサイトの方向性はこれからアフィリエイト学校でお話するノウハウの基幹となる考え方です。次で紹介するアフィリエイトサイトを作るということを前提に話を進めますので、しっかりと理解をしてください。
各記事が集客の経路になるコンテンツメディア
トップページを何らかのキーワードで狙うのか狙わないのかはどちらでもかまいません。弊社では狙わないことが多いですが、もちろんジャンル系のサイトに特化するのであれば、狙ってもいいでしょう。
しかし下層ページでもしっかりと上位表示を目指して記事を書いてください。
つまり下層ページはトップページから流入したユーザーに対して補足的に見せる記事と言う位置づけではなく、その下層ページ自体で集客をするのです。
つまりユーザーは色んなキーワードで調べて、皆さんのサイトに入ってくるというイメージです。
トップページをSEO対策するのであれば
└ 下層ページA⇒「ウォーターサーバー選び方」で上位表示
└ 下層ページB⇒「軟水 硬水 違い」で上位表示
└ 下層ページC⇒「焼酎 水割り おすすめ 硬度」で上位表示
└ 下層ページD⇒「ウォーターサーバー カップラーメン」で上位表示
などのように各下層ページが何らかのキーワードで上位表示をしているようなサイトを作っていくのです。
この方向性でサイト構築していくメリットは様々あります。
集客力が増す
まず格段に集客力が増します。
昔の手法だと1つや2つのキーワードでしか上位表示を目指していなかったので、例え上位表示されても1万PV程度だったかもしれません。
しかし記事ごとにしっかりと上位表示をしていけば、何十万PVと集客することができます。
このように各記事で上位表示を目指したサイト構成ですと弊社が運営していた経験上、以下のような推移でアクセス数が伸びてくれます。
↓
6カ月~12か月 50,000PV~150,000PV
↓
12か月~24か月 200,000PV~1,000,000PV
↓
24か月~36か月 500,000PV~4,000,000PV
アフィリエイト収益が増える
集客力が上がるので自然と収益性が増えます。
過去の手法だと「ウォーターサーバー 比較」というようなキーワードから流入した人だけがアフィリエイトリンクを踏んでくれていました。
しかし少しCVRから遠いキーワードですが「ウォーターサーバー カップラーメン」で検索している人が「熱湯のお湯が出てカップラーメンを食べる時にも使えるサーバーはないかな?」と探している場合、ジャストなウォーターサーバーを紹介することができればCVしてくれる可能性だってあります。
もちろん収益性が高い「◯◯ 比較」「◯◯ 人気」「◯◯ オススメ」「◯◯ ランキング」「◯◯ 購入」というようなキーワードよりはCVRは落ちますが、多くのアクセスを集めているとこれらのキーワードもバカになりません。
リスク分散が可能
もちろんたくさんのキーワードで上位表示をしているのでSEOの変動リスクにもある程度耐えることができます。
確かにGoogleの大きなアルゴリズム変更があった場合は、全ての記事が順位を落とす場合もあります。しかし12月6日の医療、健康系のアップデートが合った場合でも、このような手法を用いていた場合、100万円から0円になるのではなく、100万円から70万円で下げ止まったというようなアフィリエイターが弊社の周りでも多かったです。
この時1つのキーワードだけに頼ってアフィリエイト報酬が発生していた場合、一気に0円になるリスクもあるのです。
被リンクが増える可能性
多くのキーワードで上位表示を行い、集客ができるということは多くの人の目に留まるということです。仮に毎月20万人が訪問してくれるサイトを運営できているのであれば、毎月20万人の人の目に留まっているということです。
これだけの人の目に留まっていると、数名は自分のブログで紹介してくれたり、Facebookでシェアしてくれたり、はてなブックマークでブックマークしてくれたり、NEVERまとめのまとめ記事を制作する時の参考にしてくれたり、Yahoo知恵袋の回答の参考にしてくれたりします。
自然と被リンクが増え、サイト価値が高くなり、自分が狙っているキーワードで上位表示しやすくなるのです。
ASPから声がかかる場合もある
もちろん目に留まるのは一般ユーザーだけではなくafbのようなASP担当の目にもとまりやすくなります。
ASP担当者は日々検索エンジンであらゆるキーワードでアフィリエイトサイトを見つけて、声掛けをしています。
ASP担当がつくと、「あなたのサイトにこのような商品が合うのではないか?紹介してみては?」や「一般のアフィリエイターは取り扱えないクローズド案件があるのですが」というような提案をもらえる可能性もあるのです。
少しずつ幅を広げていっても問題はない
もちろん初めから大量に記事を書くことは難しいと思いますが、1記事1記事丁寧に更新していけばいいのです。
上位表示するための記事の書き方や、上位表示するべきキーワードの見つけ方などはこのアフィリエイト学校で後程紹介をします。
少しずつでいいのでそれらのノウハウに基づいて記事を書いてください。
そして当初自分が決めていたジャンルとは関係ないようなコンテンツも入れていいのです。
例えば弊社であればウォーターサーバーのサイトを運営した時以下のような記事もどんどん更新するでしょう。
・おいしいコーヒーの挽き方の記事
⇒コーヒーを煎れる時にオススメのウォーターサーバーを紹介
・晩酌にかかせない芋焼酎の比較記事
⇒水割りを作る時にオススメしたい硬度の水を提供しているウォーターサーバーの紹介
・色んなウィスキーでハイボールを作ってどれが美味しいか実験した記事
⇒炭酸水がでるウォーターサーバーの紹介
・赤ちゃんのミルクを作るには硬度どれくらいの水がいいのか紹介した記事
⇒紹介している硬度の水を提供しているウォーターサーバーの紹介
SEO対策だけでなくSNSからの流入も意識しよう
さてこのような色んな角度から記事を更新していけば、色んなキーワードで上位表示でき、アクセスも集まりやすくなるのです。
そしてアフィリエイトサイトはSEO対策だけが集客方法ではありません。
ペラサイトの場合はある程度決められた記事の投稿が終わった段階で更新をストップする傾向がありました。
しかしこのような手法ですと常に記事を更新することになります。
このようにおもしろいコンテンツを追加する際に、自分のアフィリエイトサイト専用のFacebookページやTwitterアカウント、インスタアカウントを作り、更新すればいいのです。
こうすることによってSNSからの集客も実現できます。
ブラックなSEO対策とはオサラバ!
先ほどもお話したように過去のペラサイトの方法だと、記事を更新せず、様々なキーワードで上位表示できていないので、集客しづらいです。集客しづらいということは、被リンクが増えないので、なかなか上位表示できません。上位表示できないと自作自演の被リンクをしてしまいます。
しかし今回ご紹介した手法ですとこのようなブラックなSEO対策とはオサラバできます。
しかもおもしろいコンテンツをユーザーに提供する楽しさもあるのです。
まとめ
このように関連する記事を、常に記事を更新するスタイルはアフィリエイトサイトだけではなく、多くのWEBメディアが行っている手法です。しかしアフィリエイターの人たちは以前とペラサイトをせっせと作っている人も多いです。
「アフィリエイト=簡単に稼げる」
「簡単に稼ぎたい=常に更新するのが面倒くさい」
という構図があるのかもしれませんが、現在の多くのWEBメディアはアフィリエイトサイト含め、日々更新し、様々なキーワードで上位表示を目指すメディアを作っているが多く、このような形式のWEBメディアはSEO価値が高いので、ペラサイトで対抗する方が難しいです。
どのようなジャンルのサイトにするのか、どのような商品を紹介するサイトにするのかは次の章でお話しますが、その前に基本的な考え方は、今回ご紹介させて頂いた方向性を理解して頂けるとありがたいです。