身につけたいスキル第2位は「事務スキル」、第1位は？男女別・年代別で顕著に差が表れる結果に！

今回はafbにて「リスキリング」に関して、全国の10代～60代までの男女500人を対象にアンケートを実施し、その結果をまとめました。

男女500人を対象にリスキリングについてのアンケート

【調査概要】

対象者：18歳～69歳の男女
サンプル数：500人
居住地：全国
調査方法：ネットリサーチ
調査実施日：2023年06月26日
調査メディア：afb を運営する株式会社フォーイット

質問と回答

質問
学び直すとしたらどんなスキル・技術を身につけたいですか？

質問に対しての回答選択肢は以下
1.画像・動画編集スキル
2.マーケティングスキル
3.プログラミングスキル
4.営業スキル
5.財務・経理スキル
6.事務スキル（Excel・Powerpoint等）
7.ライティングスキル
8.コンサルティングスキル
9.マネジメントスキル
10.語学スキル
11.その他のスキル

全体

全国の10代~60代の男女を対象に「学び直すとしたらどんなスキル・技術を身につけたいですか？」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「画像・動画編集スキル」で33.8%となりました。次いで、「事務スキル（Excel・Powerpoint等）」が33.0%、「語学スキル」が32.6%と続きました。また、「その他のスキル」を除いてもっとも回答数が少なかった「コンサルティングスキル」は11.4%にとどまっています。

男女別

男女別で見ると、ほとんどの項目で男性の回答率が女性を上回る結果となりました。しかし、「事務スキル（Excel・Powerpoint等）」と「財務・経理スキル」の2つにおいては、女性の回答数が男性を上回っています。とくに、「事務スキル（Excel・Powerpoint等）」では、男性が27.6%であるのに対して女性は38.4%と10%以上もの差が開いています。
厚生労働省が発表している「令和3年の働く女性の状況」によれば、令和3年の女性の職業別雇用者数で最も多いのが「事務従事者」で全体の29.5%を占めており、事務職が女性に人気の職種であることが伺えます。事務職として働いている女性が多いことから、さらなるスキルアップを目指して事務のスキルを学びたい方の数も必然的に多くなっていると考えられます。（出典：厚生労働省「令和3年働く女性の状況」）

年代別

年代別に見ると、「画像・動画編集スキル」や「プログラミングスキル」が10代から40代までの幅広い世代で安定した回答数を集める一方で、60代では「画像・動画編集スキル」が20.0%、「プログラミングスキル」が10.0%と低調な数字となっています。しかし、「語学スキル」では44.0%と高い数字を記録していることから、60代にとって学びなおしそのものに対するモチベーションが低いというわけではなく、パソコン・IT関連のスキルを学ぶことにハードルを感じてしまうのかもしれません。

世帯年収別

世帯年収別に見ると、もっとも差が大きかったのは「マーケティングスキル」で、世帯年収「~500万円」が17.5％、「501万~1,000万円」が16.8％だったのに対して、「1,001万円~」では32.8％という結果になりました。ここまで大きな差がついている理由として、マーケティング職の平均年収が日本の平均年収と比較して高い傾向にあるため、その影響が及んでいると考えられます。
また「画像・動画編集スキル」では、世帯年収「1,001万円~」が23.4%という数字の一方で、「~500万円」では38.2%と、回答率が高くなりました。一般的に世帯年収が上がるほど年齢層も上がる傾向がありますが、YouTuberやTikTokerなどのインフルエンサー人気が広がりを見せている若い世代にとって「画像・動画編集スキル」は”稼げるスキル”として認識されているのかもしれません。

アンケート結果からわかること

今回の調査では「学び直すとしたらどんなスキル・技術を身につけたいですか？」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「画像・動画編集スキル」で33.8％という数字でした。次いで、「事務スキル（Excel・Powerpoint等）」が33.0%、「語学スキル」が32.6%と続くという結果になっています。
また、男女別ではとくに事務関連のスキルを学びなおしたいと考えている女性が多いことや、年代別では60代になるとパソコンを使うスキルを学ぶことを敬遠しがちになってしまう実態も伺えました。さらに世帯年収別でも差が出るなど、性別・年齢・収入などのさまざまな要因が学びたいスキルに影響を与えていることが明らかになりました。

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