今回はafbにて「コミュニケーション」に関して、全国の20代~60代までの男女500人を対象にアンケートを実施し、その結果をまとめました。
男女500人を対象にコミュニケーションについてのアンケート
【調査概要】
対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年3月28日
調査メディア:afb を運営する株式会社フォーイット
質問と回答
質問
電話のどんなところに抵抗を感じますか?
質問に対しての回答選択肢は以下
(※複数回答可、ただし「抵抗はない」を選択した場合は単一回答)
1.いつかかってくるか分からない
2.要件が事前に分からない
3.すぐに答えを求められる
4.聞き逃してしまう可能性がある
5.言葉だけで伝えなければならない
6.周りに聞かれているかもしれない
7.クレームや迷惑電話の可能性がある
8.相手の表情が分からない
9.時間が取られる
10.声が聞き取りにくい
11.その他
12.電話に抵抗はない
全体
全国の20代〜60代の男女を対象に、「電話のどんなところに抵抗を感じますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「いつかかってくるか分からない」で、39.4%でした。次いで、「要件が事前に分からない」が25.2%、「聞き逃してしまう可能性がある」と「クレームや迷惑電話の可能性がある」が22.8%で続くという結果になりました。また、「その他」として「相手が誰か分からない」という回答が得られました。
男女別
男女別で見ると、男性に比べて女性の方が20%ほど電話に抵抗がある方が多いことがわかりました。特に、抵抗を感じる理由として「いつかかってくるか分からない」と回答した女性は、男性より10%多いという結果になりました。電話はメールなどとは違い、必然的にリアルタイムでのやりとりとなるため、お互いが時間や場所など話しができる環境を整える必要があります。事前に予定を立てて行動するという方にとっては、予定が読めない電話に抵抗を感じやすく、それは女性に多い傾向があるのかもしれません。
年代別
年代別で見ると、電話に抵抗がある方の割合が高かったのは20代・30代で、80%前後の方が電話に抵抗を感じていることがわかります。その一方で、60代では50%台にとどまっており、電話に対する苦手意識には年代によって差があることが明らかになりました。
若年層では電話をする際は、事前に電話をかけてもいいか、あるいはこういった要件で電話をしたいという風にメッセージアプリなどで確認の連絡をしてから電話をかける方も多いようです。そのような環境で育った若い世代からすると、かけてくる相手や要件、いつかかってくるかが分からない電話に出ることは大きな試練だと感じているのかもしれません。また、返信するまでに熟考できるメールやメッセージと違い、その場ですぐに回答しなければならないことに対しても、他の年代よりも抵抗を感じる方が多くなりました。
子供の有無
子供の有無で見ると、子供がいない方は電話に抵抗を感じる割合が高くなるという結果になりました。最も差が大きかった項目は「いつかかってくるか分からない」で、子供がいない方の回答率が10%以上高くなっています。子供が生まれて幼稚園や保育園、学校に通う年齢になると、さまざまな連絡を電話でする機会も増えることが考えられます。その一方で、子供がいない場合は日常的に電話を使用することが比較的少ない傾向にあり、抵抗を感じる方が一定数いるのかもしれません。
アンケート結果からわかること
今回、全国の20代~60代を対象に、「電話のどんなところに抵抗を感じますか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「いつかかってくるか分からない」で、39.4%、次いで「要件が事前に分からない」が25.2%、「聞き逃してしまう可能性がある」と「クレームや迷惑電話の可能性がある」が22.8%と続きました。
現代ではコミュニケーションツールが多様化したことで電話を使う機会が少なくなり、さまざまな理由で電話に抵抗を感じる方が多くなっているようです。特に若年層では、電話に苦手意識を持つ方がむしろスタンダードになっていると言えるでしょう。とはいえ、緊急時の連絡などにおいてリアルタイムで伝えられる電話はとても重要です。日頃から電話に慣れるようにしておくことで、そういった状況になった時にスムーズに用件を伝えられるようにしておくことも必要かもしれません。
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電話に抵抗を感じる理由で最も多かった回答は「いつかかってくるか分からない」、性別や年代でも差が生まれる結果に
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